眠くなる?時間がない?勉強と部活の両立方法を徹底解説!

勉強と部活の両立 学校生活において、勉強と同じくらい大切な部活。 "部活が楽しくて毎日学校に行っている!" という人も多いのではないでしょうか。 しかし、運動部や吹奏楽部などだと毎日の練習量が多く、家に帰るともうクタクタで勉強どころではなかったり、 土日には試合やコンクールなどがたくさん入っていてなかなか勉強する時間が取れなかったりすることが多くなります。 成績が落ちてしまうと、親に 「部活なんて止めなさい!」 と言われてしまうこともあるでしょう。 今回の記事では、部活が忙しくても勉強も諦めたくない!という人向けに、部活と勉強の両立方法について紹介します。
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勉強と部活を両立するには

スポーツ 部活 勉強と部活を両立させるには、「時間面」「体力面」に注意し、効率よく勉強できる仕組みを作っておかなくてはなりません。 部活で時間も体力も使ってしまうので、他の人と同じように勉強していては差がついてしまう一方だからです。 実際にどのようにすれば短い時間でも勉強できるのかを解説していきます。

スキマ時間を活用する

スキマ時間 限られた勉強時間の中で勉強するためにまず大切なのが、「スキマ時間を有効に使用する」こと。 通学中の電車の中や休み時間の5分や10分の時間でも見逃さずに勉強に当てることで、今までの生活スタイルをほとんど変えずに勉強時間だけを増やせるのです。 例えば、毎日20分電車に乗るのであれば通学時間だけで40分、学校の休み時間に5分勉強するとすればさらに20分程度勉強時間がとれます。 つまり、それだけで1日に1時間分の勉強ができることになります。 スキマ時間にする勉強は、英単語や漢字、古文単語など「すぐ始められる・1つ1つに時間がかからない」勉強が最適。 「1日に20個英単語を覚えよう」とノルマを決めておくと継続しやすくなります。 英単語帳を常にポケットに入れておき、ホームでの待ち時間などちょっとした時間を見逃さないように勉強しましょう。

毎日少しでもいいので机に向かおう

机に向かう 部活で疲れてしまい、なかなか机に向かう習慣がつけづらいのも部活と勉強が両立させづらい要因の一つ。 疲れていても「机に向かって勉強する」ルーティーンを作っておくことで、部活のない日や部活を引退した後に勉強に向かいやすくなります。 もちろん、最初は部活で疲れていて辛いと思うので、10分や20分からで構いません。 また、机に向かうことが嫌になってしまうと続かないので、 "授業ノートを見直して、問題の解き直しをしてみる" "明日の授業の予習として教科書にさっと目を通しておく" 程度の簡単な勉強から始めましょう。 もし夕方はしんどい……と思うのであれば、机に向かうのは朝でもOK。 朝起きてすぐに机に向かえば部活や学校の疲れもありませんし、時間制限があるのでいつもより集中しやすいという人も多いんですよ。

授業に集中する

タイムイズマネー 部活と勉強を両立する上で最も大変なのは「勉強に当てられる時間が少ない」ということ。 それをカバーするには「無駄な勉強」を極力少なくすることが大切です。 「無駄な勉強」とは、何回もただ教科書を読んだり、同じ問題を解いたり……というダラダラした勉強のこと。 そのためには、授業に集中して「授業中に聞いたことは、すべて授業中に覚える」ようにしましょう。 授業中にきちんと理解できれば予習や復習にかける時間が少なくなりますし、テスト前に慌ててたくさんの問題を解いたりしなくても良くなります。 後でまとめノートを作るのも時間のロスになるので、最初から分かりやすいノートを取ることも大切。 「一度聞いた問題や解いた問題は二度と間違えない」意気込みで、授業を聞くようにしましょう。

部活と勉強のメリハリを付ける

メリハリ 部活 勉強 授業に集中して聞くことが大切といっても 「今日の数学、良くわからなかったな…どうしよう……」 とずっと引きずっていては部活に集中できません。 そのため今度は部活でも失敗してしまい今度はそれを引きずって勉強に集中できない……という悪循環になりがち。 授業の時は授業に、部活の時は部活に集中し、メリハリを付けて勉強することが大切です。 もし部活や勉強でうまく行かないことがあっても、嫌な気持ちを引きずらないよう意識して切り替えるようにしましょう。

睡眠時間は極力減らさない

部活も全力でやりたい、でも勉強もしたい!と考えるとどうしても「睡眠時間を削る」という結論に行き着く人が多くなりがち。 しかし、それはかえってどちらもダメにしてしまう可能性があるため、できるだけ睡眠はしっかりと取るようにしましょう。 なぜなら、睡眠時間が短いと授業中に寝てしまったり、部活でのパフォーマンスが落ちてしまったりするようになるからです。 授業中に寝てしまい、あとで友達からノートを借りたり、教科書を見たりして勉強し直すようでは時間の無駄ですし、さらに睡眠時間が短くなってしまいます。 部活のために睡眠時間を削っているのに、その部活で全力を出せない状況になってしまっては元も子もありません。 テスト前の1週間くらいであれば大丈夫かもしれませんが、睡眠時間が短い状況が長く続くと健康を害してしまうこともあります。 人によって必要な睡眠時間は違いますが、毎日7時間程度は最低限寝るようにしましょう。
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全力で部活をすることは勉強にもつながる!

塾講師や家庭教師をしていると、「中3や高3の春までは部活メインの学校生活をしていて特に成績が良いわけではなかったが、引退した途端に成績が爆伸びする」生徒に出会うことがままあります。 その理由は「それまで部活に注ぎ込んでいた時間や熱意、『負けたくない』という根性をすべて勉強に向けるようになった」から。 つまり、部活で培った体力や集中力、自律力や自己分析力などはすべて勉強やこれからの人生でも役に立つことなのです。 ただし、成績を爆伸びさせるためには、それまでに「効率の良い勉強のやりかた」を身に着けておくことが必要になります。 そうでないと、せっかく集中力や根性があっても全く見当違いな勉強をしてしまい、全然成績が伸びない……ということになってしまうからです。

自分の意見を持とう

「勉強と部活の両立ができると言われても、そんなに頑張れない」 「浪人ができないから、確実に合格できるよう勉強に集中したい」 など、中には様々な理由から"部活と勉強の両立が自分には難しい"と考える人もいるでしょう。 「部活も勉強も頑張る」「勉強一本にする」のどちらが正しいということはありません。 どうしても難しい、と考えるのであれば受験のために部活を辞めるのももちろんアリです。 ただし、その時に注意したいのは「自分で考えて決める」ということ。 「親がそうしろって言うから」など、人に言われて従ったことでは、もし思うような結果にならなかった場合、一生後悔することになりかねません。 どんな結果になっても後悔せず前を向けるよう、しっかり自分で考えて決めるようにしましょう。
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効率よく勉強して部活と両立させよう

勉強と部活の両立は、少し大変かもしれませんが可能です。 コツはとにかく「集中して、効率よく勉強する」こと。 短時間で理解・暗記できるように慣れば勉強時間も少なくて済むので、部活と勉強の両立ができるようになるのです。 スポーツそのものは確かに大人になってからでもできるかもしれませんが、中学生・高校生の『今』、部活をすることはまたそれとは違ったかけがえのない経験になります。 勉強と上手に両立させながら、後悔しないように思いっきり部活を楽しみましょう!
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この記事を書いた人
二木原 恭子
元塾講師 家庭教師
プロフィール

大学生から塾講師・家庭教師として活躍。中学受験から大学受験まで幅広い学年を扱い、歯学部にも合格させました。 現在は教育・受験ライターとして、医学部受験専門メディアなどにも寄稿しています。

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