【学習塾・予備校別】塾講師の年収ランキングまとめ!年収アップの方法も紹介
塾講師の平均的な年収ってどのくらいだろう。
どんな塾で働いたら年収が上がるんだろう?
現役の塾講師や塾講師を目指している方なら、当然気になる年収情報。
この記事ではそんな塾講師の年収を、運営する企業別、規模別にランキング化しました。
塾講師の年収を上げる方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【学習塾・予備校別】塾講師の年収ランキング
まずは、塾を運営する企業別に塾講師の年収を比較してみましょう。
各企業の情報は、それぞれ最新の有価証券報告書をもとに調査しています。
※参考:各企業有価証券報告書
※()はグループ計の従業員数(正社員)
以上のように、従業員数の多い大手の塾で年収が高い傾向がありました。
ランキング1位のナガセは、平均年収751万円と日本人の平均年収461万円(参考:国税庁)を大きく上回っています。
それではランキング上位3校はどんな塾なのか、簡単に紹介していきます。
ナガセ(東進ゼミナール)
ナガセ(東進ゼミナール)
平均年収:751万円
塾講師年収ランキング1位は、東進ハイスクールや東進衛星予備校を運営するナガセです。
東進ハイスクールと言えば、「今でしょ!」でブレイクした林修先生が有名ですね。
他にも人気参考書の著者など、大学受験のプロフェッショナルの有名人気講師も多数。
東進ハイスクール98校、東進衛星予備校1,000校(2020年3月現在)の教室数があります。
リソー教育グループ(TOMAS)
リソー教育グループ(TOMAS)
平均年収:655万円
1歳から社会人まで幅広い年齢層を対象にサービスを提供しています。
TOMASは完全個別で1対1の進学塾。
中学受験から大学受験にまで対応しています。
またリソー教育グループも、グループ全体の従業員数も多く、いわゆる「大手塾」に分類される塾です。
そのため講師の質にはこだわりがあり、厳しい選抜試験や研修、模擬授業が行われます。
それゆえに、かは分かりませんが、年収ランキングでは2位となりました。
ステップ(ステップ)
ステップ(ステップ)
平均年収:592万円
ステップは神奈川県に特化した高校受験、大学受験に向けた学習塾です。
神奈川県内に150校を構え、地域の実情に沿った指導を徹底しています。
塾講師は正社員が96%と質の高い授業が特徴。
年収ランキングでは3位です。
【学習塾の規模別】平均年収ランキング
塾の規模による年収の違いはどれくらいあるのか比較してみましょう。
参照:厚生労働省 賃金構造基本調査
勤務する塾の規模が大きいほど、平均年収は高い傾向にあります。
「カリスマ講師」と呼ばれるような人気講師は年収1千万円を超えることも!
しかし規模の小さい塾でも、実績を上げると年収も上がります。
大手塾よりもアットホームな小規模の塾の方が教えやすいこともあります。
年収だけにとらわれず、自分に合った塾を見つけましょう。
塾講師の平均年収
塾講師全体の平均年収は次のようになります。
● 平均年齢:36.9歳
● 平均給与:約27万円
● 平均年収:約374万円
参考:厚生労労働省2019年賃金構造基本統計調査
この調査で見る塾講師の年収は、日本人の平均年収から比べるとやや低めの傾向に見えますが、個人教師も含むため実際よりもやや低めに出ているかもしれません。
塾講師の仕事内容
塾講師の仕事内容もチェックしてみましょう。
塾講師は授業だけでなく、意外と多くの仕事をしています。
今回紹介するすべての仕事をするとは限りませんが、参考までに確認しておきましょう。
教材作成や添削
まずは授業で使う教材の作成や授業の予習などです。
授業が塾講師の仕事のメインのため、授業をしっかりと行えるように事前に準備します。
生徒がわかりやすいような教材作成も授業準備のうちの1つです。
また授業で行った小テストなどの添削も行います。
塾内模試などがある場合は、模試の採点をする場合もあります。
面談
生徒や保護者との面談も大切な仕事です。
生徒や保護者の気持ちや状況を理解し、指導に活かすために非常に重要となってきます。
面談は、学期ごと月ごとなど塾によって頻度が異なります。
中には生徒や保護者の希望で面談を開催することもあります。
生徒への対応
生徒の質問対応や悩み事相談など、生徒への対応もあります。
塾は生徒の勉強面だけでなくメンタル面のサポートも必要です。
質問に来た時だけでなく、いつも生徒の様子に気を配りおかしいと感じたら、こちらから声をかけるなど配慮もします。
事務作業や営業
中には簡単な事務作業や営業などが求められる塾もあります。
学校や模試会場の前でチラシを配ったり、休日のイベント開催なども含まれます。
塾講師の残業や時間外手当について
塾講師の時間外手当は、塾によって異なります。
塾講師の勤務時間は、基本的に生徒の学校が終わる夕方から夜にかけて。
午後には出勤し、授業準備、小学生は16時ごろから、中学生は19時ごろから授業が始まります。
授業が終わるのは、中高生なら22時頃。その後生徒の質問などに対応する、日報を書くなどの雑務をこなし帰宅します。
授業の後、自習室の開放などがあれば対応し、その後は教室を閉めるため基本的に残業はありません。
夏休みなどの長期休暇は朝から夜までの勤務になります。
勤務時間や時間外手当は塾によって異なるため、事前に確認しましょう。
塾講師の年収を上げる方法
先ほどご紹介した通り、塾講師の平均年収は低めの傾向にあります・
しかしカリスマ講師と呼ばれるような人気講師の中には、年収1,000万円を超える人がいる事も事実。
せっかく塾講師になるなら年収アップも目指したい!という方のために、最後に年収を上げる方法を紹介していきます。
人気講師になる・実績を残す
まずご紹介したいのが、生徒に選ばれるような人気講師になることです。
生徒に媚びる必要はありませんが、生徒に好かれる努力は必要です。
生徒の様子をよく観察し、生徒の好きなものの話をする悩みを聞くなどを実践してみましょう。
生徒がわかりやすい授業をすることも重要。
当たり前かもしれませんが、わかりやすい授業をする塾講師は圧倒的に生徒の人気が高いです。
自然と合格実績も増え、ますます人気講師になれます。
生徒に好かれる講師は、塾も手放したくありません。
塾の看板講師のような人気講師になれれば、年収はどんどん上がるでしょう。
規模の大きい塾に就職する
一概にそうとは限りませんが、規模の大きい塾の方が年収は高い傾向です。
大きい塾をターゲットに絞り、面接を受けるのもいいでしょう。
ただし年収ばかりを気にしすぎると、自分に合わない塾を選んで失敗することも。
他の面にも目を向けながら塾選びをしましょう。
役職に就く
塾講師は、人気講師を目指すとともに、塾講師としてキャリアを積み主任、教室長などの役職を目指すのもいい方法です。
教室長になると、役職手当がつき収入はアップします。
教室長の経験を積み、本社勤務やマネージャーなどにステップアップする可能性もあり、本部運営に関わることでさらなる収入アップも見込めます。
ただし生徒との関わりは少なくなるため、現場でずっと生徒と関わりたいという人には向かないかもしれません。
学習塾のオーナーになる
塾講師としてキャリアを積み、独立したら学習塾を自分で経営するのもいいでしょう。
うまく経営すれば、塾講師時代の年収を超えられる可能性もあります。
塾講師としてのノウハウを生かし、チャレンジするのもいいでしょう。
塾講師の平均年収ランキング上位は大手塾!人気講師になって年収アップを目指そう
塾講師の平均年収ランキングでは大手塾が上位を占める結果でした。
しかし、大手塾に就職しなくても年収を上げる方法もあります。
人気講師になる、役職につくなど、塾講師としてのキャリアを積むことで、年収アップも見込めます。
年収だけではなく、他の側面からも良く調べ、自分に合った塾を見つけましょう。
塾選びの際は、求人内容をしっかりチェックしてピッタリの塾を見つけてくださいね。
教員免許保持、塾講師経験、子供の中学受験の経験を持つママさんライター。
塾講師キャリアではそんな経験を生かして塾講師の経験者視点の記事や教育関連、指導法などの記事を担当頂いてます!
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