生徒が苦手な科目を克服したとき
● 嫌いゆえに勉強時間が足りていない。
● 勉強方法の軸がぶれている。
この2点に原因がありました。
これらの根本的な問題としては数学の勉強の仕方が分かっていないということになります。
そこで、数学の勉強に割く時間と具体的な勉強計画を生徒に提案しその計画に沿って学習を進めていきました。
その甲斐あって、定期テストの成績は平均点を大幅に上回り、数学に対する苦手意識を克服できました。
その時の嬉しそうな顔は今でも忘れられません。
その後も勉強法のコツをつかんでくれたため、安定して良い成績を収めるようになり、塾講師としての達成感もひとしおです。
生徒が嫌いな科目を好きになったとき
● 公式に当てはめるだけで面白くない
● 元素記号とか覚えることが多くてめんどくさい
というものです。
勉強が嫌いになる理由としてはありがちではあるものの、本当の理由は別のところにあると感じていました。
本当の理由とは「現象のイメージができないから」です。
例えば物理の場合は、振り子の実験などを行えば計算結果と現象が一致するので比較的イメージしやすい科目に入ります。
一方、化学は物質の色の変化や化学反応などは言葉で説明できても、実際に何が起きているのかは把握しづらいのです。
この場合、説明の仕方を工夫しなければなりません。
化学反応式1つとっても暗記させるのではなく、反応のメカニズムから式の組み立て方まで原理的な部分を徹底解説しました。
根本原理を教えることでなぜ反応が起きるのかを理解できるようになります。
化学は暗記に頼らなくても解けることを理解することで、最終的には化学を好きになってくれて意欲的に勉強するようになりました。
生徒が目標順位を達成したとき
・性格
・得意科目と苦手科目
・テストまでに残された時間
性格を軸に勉強の仕方を決定し、得意科目と苦手科目を考慮しながら力を入れる科目を判断します。
最後にテスト勉強に使える時間を逆算し、科目に勉強時間を割り振っていきます。
もちろん提案した計画通りに学習を進めてくれるかどうかは生徒次第ではありますが、日ごろの信頼関係をしっかり築いておけば二人三脚で目標点数に到達できるでしょう。
志望校に合格したという報告は非常にうれしいものです。
もちろん、全員が望んでいた学校に進学できるとは限りません。
とはいえ、受験本番まで勉強に集中できるよう勉強のみならずメンタル面でもサポートすることは大切な仕事です。
難しいと言われていた学校に受かったとき
進学先の学校で楽しく過ごしていると報告があったとき
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