どうやれば覚えやすい&忘れにくい?歴史の勉強の仕方を解説!

歴史 勉強 仕方 主要教科の中でも暗記量が多い歴史。 得意な人は「覚えるだけで点数が取れるじゃん」といいますが、苦手だとその「覚えること」が大変ですよね。 今回の記事では「覚えたのにすぐ忘れてしまう」「そもそも人名も地名もなかなか覚えられない」という人向けに歴史の勉強の仕方を解説します。
・歴史の暗記を覚えやすく、忘れにくくするには ・どうやって覚えればいいのか
歴史は覚えるべき内容が多いので、苦手だと何から覚えればいいかわからず混乱してしまいがち。 やるべきことを一つずつ明確にして、順番に勉強していきましょう! スカウト申し込みバナー

覚えやすく忘れにくくするためには

歴史を勉強しやすくするには、まず歴史への苦手意識や「つまらないもの」という感覚をなくし、興味を持つことが大切になってきます。 人間は、自分が好きなものであれば簡単に覚えられますし、忘れにくくもなります。 「鎌倉幕府の将軍を挙げろ」と言われてパッと出てこなくても、「自分の好きなアイドルグループについて、そのメンバー名を答えよ」と聞かれて戸惑う人はいませんよね。 歴史についても「たくさん覚えなくてはならない辛い勉強」ではなく、「今までの人間が織りなす、楽しい物語」であると前向きに捉えられれば、より頭の中に入ってきやすくなります。 歴史が苦手、と思う人は、まずは取っ掛かりとして歴史物の映画やドラマを見たり、漫画や小説を読んだりしてみましょう。 もちろんゲームなどでも構いませんし、選定基準は「好きな芸能人が出ているから」「絵が好みだから」などで十分です。 まずは「歴史を楽しい」と思う経験をして、歴史を身近なものに感じてみましょう。

歴史をテーマにした映画・漫画をきっかけにするときの注意点

歴史をテーマにした映画や漫画を見たり読んだりするのはきっかけとして素晴らしいのですが、いくつか注意しなければならない点があります。
・時代考証などが正確ではない場合がある ・特定の時代や人物にしか詳しくなれない ・時間がかかる
映画や漫画などは演出のため、話の展開などが史実とは異なっている場合があります。 「映画ではこうだったから!」と鵜呑みにせず、教科書などで必ず正確な史実を確認しなければなりません。 また、どうしても映画などでは特定の時代・人物にスポットを当てて話が展開します。 ある時代や人物にはとても詳しくなれますが、その他の部分の勉強には役立たないので、あくまでも「きっかけづくり」として考えましょう。 そもそも、映画を見たり漫画を読んだりするのはある程度まとまった時間がないとできません。 テスト前などには手遅れなので、時間がある時に挑戦するようにしましょう。 スカウト申し込みバナー

歴史の勉強の仕方

実際に「歴史を勉強しよう!」と思っても、ただ教科書に出てくる人物や語句を丸暗記するだけでは効率も悪く、点数にも繋がりにくいもの。 以下では、順番に「どうやって歴史を勉強すべきか」を解説します。

まずは代表的な出来事や人物を理解する

歴史の勉強をする時にまずすべきなのが、「その次代の大まかな流れを知る」こと。 例えば、政権がどう変化したのか、キーパーソンは誰か、大きな出来事が何か、といったこと。 最初に、勉強したい時代について、教科書をざっくりと読んで中心となる出来事や人物を把握しましょう。 覚えよう!と頑張らず、まずはどんな時代だったのかを読むだけでOK。 細かい部分は気にせず、「織田信長の時代なんだな〜」くらいの認識ができれば大丈夫です。 「全体としてどんな時代なのか」を知らずに、最初から順番に細かい部分まで覚えようとすると、どうしてもごちゃごちゃになってしまう上に、何から覚えるべきか優先順位が付けられません。 覚えにくいせいでなかなか勉強も進みませんし、時間がかかるので復習にも取り組みにくくなってしまいます。 重要な出来事を把握して、覚えるべき事柄の優先順位が付けられるようになりましょう。

物事の理由や背景を知る

大まかな流れや中心となる出来事がわかったら、次はより細かい出来事にも着目しながらそれぞれの単語を覚えていきましょう。 この時、ただ闇雲に覚えるのではなく「なぜその出来事が起きたのか」「どうしてそのような法律が制定されたのか」などの「理由」と、「その結果どうなったのか」をしっかり押さえながら覚えることが大切です。 というのも、関連づけて覚えることでより記憶が強固になるからです。 歴史上の人物は名前が似ている場合も多いですし、似た名前・内容の出来事もあるため、ただ単にそれぞれを覚えているとあっという間にごっちゃになってしまいます。 それぞれの特徴を掴むためにも、語句だけでなくその内容も覚えていきましょう。 また、1度にすべてを覚えようとするのではなく、重要な物事から順番に覚えていく工夫も必要です。 何回も同じ部分を繰り返して、最初は中心となる事柄や人物→教科書の太字部分→細字部分と覚える範囲を増やしていきましょう。 何回も同じ部分を繰り返すことで、重要な出来事に関しての記憶がより定着しますし、1回は最後まで勉強するため、「テスト前なのに最後の部分が手つかず」ということもありません。

地図を使って地理関係を把握する

ある程度覚えたら、地図を使いながら事件や戦争などが起こった場所や、国の位置などを確認していきます。 問題として戦争が起こった場所や国の首都などを聞かれるパターンは多いですし、場所を確認することでより多角的な覚え方ができます。 地図を確認することで気候や地理もより分かるので、イメージもしやすくなるでしょう。 最初は資料集や地図上で場所を確認し、慣れてきたら白地図上に自分で場所を書き込んだり、日本地図や世界地図を自分でノートに書いてみたりと、こちらも段階を追って何回も繰り返すのがおすすめ。

テーマ史を追う

重要な人物や出来事、それに関連する場所も覚えたならば、次はテーマ史に取り組みます。 テーマ史とはある特定のテーマに沿った歴史のことで、政治史や文化史のこと。 特に文化史は、教科書などでも別々に書かれているので歴史の流れとはバラバラに感じてしまいがち。 どの時代の話なのか、その文化が生まれるにはどのような背景があったのかを確認しながら追うことで、文化史も歴史の一部として覚えられます。 問題として写真が出てくることも多いので、単に製作者の名前や美術品の名称だけでなく、資料集などを使って「どんな見た目の作品なのか」までしっかりと覚えておきましょう。

しっかり復習する

ここまで勉強してきたら、最後はアウトプットを繰り返しましょう。 インプットしているだけでなんとなくわかったつもりになってしまいがちですが、問題を解いてアウトプットすることで本当に自分の理解している部分とそうでない部分がわかります。 問題を解くときは、必ず紙に書いて確認すること。 特に漢字は「読めるけど正確な字がわからない」ということが起こりがちなので、丸付けをするときもしっかりチェックしましょう。 もし間違えてしまった問題があったら、その問題に印をつけておき、後で必ず解き直しをします。 その際は、単に間違えた語句を書いたりするだけでなく、「なぜ間違えたのか」を必ず教科書や資料集を使って確認し、ノートなどに書いておきましょう。 間違えた語句を書くだけでは文字の練習にしかならないため、漢字ミスなどでもない限りまた同じ間違いを繰り返してしまいます。 面倒かもしれませんが、何度も繰り返すうちに間違いの数はどんどん少なくなるので、1つ1つ丁寧に答え合わせをしていきましょう。 ほとんど間違えなくなったら、テストでも高得点が取れるようになっていますよ! スカウト申し込みバナー

歴史を楽しみながら勉強しよう!

歴史は暗記内容が多いため、興味が持てないととても苦痛な勉強になってしまいがち。 ですがその反面、語句を覚えてさえいれば簡単に高得点が取れるので、「楽しい!」と思って前向きに勉強に取り組む姿勢が重要になってきます。 勉強の仕方としては、まず中心となる出来事を覚え、それに関連するものをどんどん肉付けしていく形で覚えていくと整理しやすく、また互いに関連づいているために忘れにくくなります。 コツを掴めば、歴史の勉強は簡単です。 高得点目指して、頑張ってください! スカウト申し込みバナー

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この記事を書いた人
二木原 恭子
元塾講師 家庭教師
プロフィール

大学生から塾講師・家庭教師として活躍。中学受験から大学受験まで幅広い学年を扱い、歯学部にも合格させました。 現在は教育・受験ライターとして、医学部受験専門メディアなどにも寄稿しています。

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