塾講師の勤務時間や業務内容とは?残業が多いって本当?

塾講師 勤務時間 なんとなく「残業や時間外勤務が多そう」というイメージのある塾業界。 「塾講師になりたい」と思っても、「ブラックなのではないか」と思ってしまいなかなか就職や転職に踏み出せない……という人も多いのではないでしょうか。 今回の記事では、そんな人に向けて塾講師の勤務時間や業務内容を解説します。 大体の勤務時間や休日のとり方とメリット・デメリットを知れば、自分に向いた職業かどうかも分かってきます。 塾講師になりたい!という人は参考にしてみてくださいね。
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塾講師の勤務時間・休日

仕事を考える上で「休みがしっかり取れるのか」「勤務時間は求人票に書いてある通りなのか」が気になるという人も多いでしょう。 しかし勤務時間や休日のことは就職時の面接などでは聞きづらく、また実際に働いてみないと分からない部分が多くあります。 あくまでも一般的な例ですが、塾講師で働く上での勤務時間と休日について知っておきましょう。

バイトの場合は「自分の授業時間+30分」

アルバイトの場合、自分の授業時間や前後の授業準備の時間だけ勤務していればOK。 ですから、勤務時間は「自分の授業時間+30分」ぐらいを見ておけばいいでしょう。 ただし、塾によっては就業後や就業前にミーティングや掃除などがあるケースもあります。 どれくらい働くか、あるいは休日を作るかは自分次第です。 授業が入るのは、平日なら大体夕方5時〜10時のあいだ、土日なら朝9時〜10時になります。 夏休みや冬休みなどの講習期間中は朝から夜まで開講し、その間は休みも取りづらくなる点に注意が必要です。

社員の場合「昼1時〜夜10時」が一般的

社員の場合、講師であっても塾長であっても「昼1時〜夜10時」という勤務時間が一般的です。 8時間の勤務時間と1時間の休み、という基本的な形は変わらずにおおよそ半日ほど普通の会社より勤務が遅くなります。 休みは週休二日、あるいは月6日ほど。 「土日のどちらかと平日1日」という形が多いでしょう。 塾講師は朝が遅くなりラッシュにも巻き込まれないため毎日快適に通勤できますし、午前中にプライベートな買い物やお出かけを楽しむこともできますが、その反面朝9時くらいに勤務を開始する会社に勤めている友人とはスケジュールが合いにくくなってしまうというデメリットもあります。 また、2日間の休みがバラけることにもメリットとデメリットがあります。 5日間連続勤務をしなくて良くなることや、平日に休みがあるため病院や市役所、土日に混むようなテーマパークなどに行きやすいことは「嬉しい」と考える人が多いでしょう。 しかし、連続した休みにはならないので、泊りがけでの旅行には行きにくくなります。 土日のどちらかは勤務があるため、イベントなどにも参加しづらくなってしまうでしょう。 また、講習期間中は社員も普段とは違うシフトになり、休みが減ったり1日の勤務時間が伸びたりします。 塾によっては泊りがけで勉強合宿があることも。 お盆やお正月の帰省は難しいかもしれませんが、代わりに繁忙期以外で休みが取れるため、安く旅行などをしたい人には向いているでしょう。
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塾講師の仕事内容

塾講師になるには、「社員とバイトの業務の違い」を知っておくことも重要です。 こちらも一般論になりますが、業務内容について解説します。

バイト・契約社員の場合

バイトや契約社員の場合は、以下の業務が中心になります。 ・授業 ・授業のカリキュラムづくり 自分の担当する授業に全力を注げるのがバイトや契約社員。 比較的責任も軽く、自分のことが仕事の中心になります。

社員の場合

正社員の場合は、バイトや契約社員に比べて以下の業務が増えます。
・営業 ・保護者との面談 ・契約社員やバイトの指導 ・テキスト作り ・資料作り ・事務作業(塾による)
授業以外に、部下や後輩の指導と塾の運営業務に携わるようになるでしょう。 塾長レベルになると、自分では授業をせず指導と運営に専念している場合も少なくありません。 塾全体の進学実績や利益率も考えて仕事をしなくてはならないため、授業力以外にも営業力や同僚とのコミュニケーション力が重要になります。
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塾講師は残業が多い?

「塾講師」というと「残業が多い」というイメージを持つ人も多いでしょう。 しかし、残業は塾にもよりますが今は減ってきており、遅くても終電には帰れるケースがほとんどです。 「終電!?」と思うかもしれませんが、そもそもの勤務終了時刻が10時なため、実際の残業時間にすると長くても2〜3時間ほどです。 また、塾講師特有の「定時に帰りづらい」要因もあります。 以下では、社員塾講師の残業が多くなってしまう原因を説明します。

全員の都合が合いにくい

塾講師は就業後や就業前にミーティングや会議をすることが多くあります。 そのため、その他の仕事が終わっていても会議のために残業……なんてことも。 なぜ時間外に会議を行うかというと、「メンバーが顔を合わせづらいから」。 元々塾の授業はできるだけかぶりづらいように設定されているため、全員、あるいは国語や数学など特定の科目の先生が授業をしていない時間を見つけるのは至難の業。 仮にあったとしても、それが夕方で生徒がよく質問に来る時間帯などであれば会議はできません。 そのため、皆で集まろうと思ったら始業前か始業後になってしまうのです。

生徒や保護者に合わせなくてはならない

就業時間が終わっていたとしても、保護者から電話が来たり、生徒から質問があったりすると対応しなくてはならない、という体質も残業を増やす理由になっています。 一般企業だと業務時間が終わったら留守電にしてしまうことも多いですが、塾では時間外だからといって生徒や保護者に対して「また今度」と対応することは心情的にもできないもの。 成績に関する相談は人生にも関わることとあって長くなりがちですし、保護者や生徒のことを考えると適当な対応はできません。 残業になってしまっても、大事にしなくてはならない業務の一つです。

「身を削って働く人=良い先生」という思い込みがある

これは塾に限らず学校の先生などの教育業界全般に言えることですが、「長い時間働く人」ほど「熱心で良い先生」という評価を受けがちです。 確かに、「定時で毎日帰る先生」と「時間外まで長く生徒のために頑張る人」を比べると、なんとなく後者のほうがいい先生のように思える……という人は多いのではないでしょうか。 しかしそのせいで「定時に帰る人=仕事をサボっているやつ・やる気のないやつ」と見られてしまいがちなのです。 また、残業が減らないのには給料面的な理由もあります。 もとから残業が多いため、多くの塾や予備校では給料に「みなし残業代」が最初からついています。 みなし残業代とは、「あらかじめこれぐらい残業するだろう」という額を給料に上乗せする代わりに、設定した残業時間分は残業代をつけないシステム。 どんなに残業しても給料の額は増えないため、会社や雇用側の懐は痛まないのです。 (本当は「みなし残業代」はみなし残業分の時間を超えたらその分を支給しなくてはならないのですが、多くの場合そこまでの運用はされていません) そのため、「残業を減らすための効率的なシステムづくりを行おう」という雰囲気になりにくく、どんなに仕事量が多くて非効率でも、「皆残業して頑張っているから、あなたも頑張ろうね」という風土になりがちなのです。

最近は残業の少ない塾も増えてきている!

残業が多くなりがちと言われてきた塾業界ですが、最近ではこの風潮はかなり改善されてきており、無用な残業を減らそうとする塾も増えてきています。 会社によっては就業時間外はパソコンにログインできなくなる、自動で教室の全部の電気が消える、などの方策を取っていることも。 その場合はほとんど残業はありませんので、「塾講師=残業が多い」とは限りません。 残業が少ない塾で働きたいときは、会社選びを慎重に行いましょう。
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社員として塾講師になるなら、自分に向いているかを考えよう

勤務終了時刻が遅くなりがちなため「ブラック」と思われがちな塾業界。 しかし、「朝ゆっくり起きられる」「午前中に遊べる」などのメリットもあり、悪いことばかりではありません。 また、残業はたしかに多めの業界ではありますが、会社によって残業の量はかなり異なっています。 中にはほとんど残業がない塾もありますので、事前に口コミなどをチェックするといいでしょう。 大変な分、やりがいも多い塾講師。 自分にあっているかどうかをしっかり見極めてから就職しましょう!
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この記事を書いた人
二木原 恭子
元塾講師 家庭教師
プロフィール

大学生から塾講師・家庭教師として活躍。中学受験から大学受験まで幅広い学年を扱い、歯学部にも合格させました。 現在は教育・受験ライターとして、医学部受験専門メディアなどにも寄稿しています。

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