今回の記事では勉強をする上での天敵と言っても過言ではない、スマートフォンとの向き合い方についてご紹介していきたいと思います！
スマホは非常に便利で楽しいものですが、利用する際の距離を誤れば、無限に時間を浪費してしまう恐ろしいものです。
中にはスマホ依存症となってしまうような人も。
やや大げさな言い方をしましたが、
「スマホが気になって勉強に集中が出来ない！」
「今日もスマホをいじっているだけで一日が終わってしまった！」
と悲痛な声を上げる学生の皆さんは少なくありません。
人間は誘惑に弱い生き物です。
勉強を頑張りたいあなたにとって、集中力を削いでくるスマートフォンとどのように向き合っていけば良いのかという内容をお話していきます。
時間を有効活用して、あなたも自身の夢に近づきましょう！
【大前提】スマホを過度に使うと不幸になる？！
冒頭で、スマートフォンの危険性について少しお話をしました。
やや厳しい言い方をしても、これは揺らぎようのない事実であると私は思います。
現在はエンタメの大量消費時代？
まず大きな理由は、スマートフォンから流れ出てくる情報には際限がないからです。
現在は全ての人がSNSで気軽に情報を発信できるような世の中になっていることもあり、明らかに情報過多の社会となっています。
Twitter・LINE・Instagramを見れば友人が何かしらの投稿をしていますし、YouTubeなんかを見れば青天井に「オススメ動画」が紹介されます。
挙句の果てには、アマゾンプライムやネットフリックスなどのサービスも隆盛しており、映画やアニメ、ドラマなどといった極上の映像作品を無限に見られてしまう世の中になっているのです。
まさにエンタメの大量消費時代だと言えます。
一見、便利で楽しい世の中になっているという風にも考えられますが、コンテンツの大量消費をして一番得をしているのは誰なのか、考え直してみてください。
それは間違いなく「発信者」の方々なのです。
現代人は、お金以上に時間という資源を資本主義の世の中で大量消費させられているのですね。
スマホによる時間の大量消費は満足感を得られない
量の観点で言っても際限なく無限に情報の摂取が出来ますが、何より危険なのは「スマートフォンでの時間の大量消費」は往々にして満足度を得られることが少なく、いつまでたっても満腹感が得られず過食になってしまうという点です。
例えばあなたが映画館に行く際、「この映画が見たい！」という目的があると思います。
そして自身の目的が達成された際、人間は満足感を感じて、人生を豊かにすることが出来ると私は考えます。
しかし、スマホをいじる際にはこの目的意識が欠如していることがほとんどなのです。
「何か面白いものないかな」「暇を潰したいな」という、目先の安易な快楽を得るだけの動機で見てしまうので、満足感がない。
満足感を得られないから延々とスマホでコンテンツを見漁ってしまい、やがて疲れ果て、他の事へ向けるエネルギーが枯渇してしまう、という悪循環を引き起こしてしまっているのです。
勉強中にスマートフォンの誘惑から逃れる方法をご紹介
さてここからは、勉強中にスマホのことを忘れて、勉強に集中するための具体的な方法を紹介していきます！
さしあたり目の前の勉強に集中するための、スマホ対策も併せてまとめていければと思います。
①スマホの存在を感知できる場所に置かない
当たり前かもしれませんが、結局これが一番の方法だと言えるでしょう。
スマホは見えるところは勿論、ポケットに入れていてもダメです。
視界に入ったり、肌でスマホの感覚を感じてしまうだけで意識を持っていかれてしまいます。
やや話が逸れますが、デート中に恋人がスマホをいじっているのを見ると、相手に対する魅力を感じる度合いが大幅に減少するという統計結果も出ているようです。
いかに我々が潜在的にスマホに集中力を奪われているかがよくわかりますね。
通知を切っていたとしても、「何か連絡が来ているかもしれない」と結局は気になってしまうので、いったん存在を忘れることが特効薬になります。
②スマホのスクリーンタイムを記録してみる
スマートフォンを利用している時間である「スクリーンタイム」を記録するのもよい対策になります。
人間の認知にきくのは、やはり具体的な数値でしょう。
「○○時間スマホを見ている」ということや「このアプリにこれだけの時間を使っている」という内容が事細かに出てきます。
その数値は、多くの人にとって衝撃的なものでしょう。
まずはそれを見てショックを受けてください。
この時間を少しでも勉強に回せば、どれだけ成績が上がるのかを想像してみてください。
そして、そこで表示された時間をノートなどに記録をしましょう。
人間だれしも「やったこと」の積み重ねは得意ですが、「やらなかったこと」の記録はあまり行いません。
毎日少しずつでもスマホを「やらなかった」時間が増えていると可視化された時に、達成感が得られてモチベーションに繋がりますよ。
③アプリを消す
スマートフォン依存の温床となっているのは、やはりアプリ。
企業側もワンタップするだけで楽しいコンテンツが見やすいよう、ユーザーに配慮してくれていますが、受験生にとってはそれが仇となります。
私は受験前の最後の半年は、YouTubeやTwitterなどのアプリを削除しました。
どうしても見たくなった場合は、IDとパスワードを入れてログインすることで見ても良いこととしていましたが、たいていの場合「別にそこまでして観るのも面倒くさいな」と踏みとどまれていました。
実行してみると意外とアプリは生活必需じゃないことに気付けるはずです。
そうなれば自ずと勉強に集中出来ますね！
④メッセージアプリの使用時間を縛る
いわゆる「LINE」などのメッセージアプリは、時間を縛って使いましょう。
私の場合は、移動時間と一日の最後にのみ、メッセージの返信をすると決めていました。
相手のほとんどはどうせ明日になれば学校や塾などで会う人達です。
話したいことがあるなら、わざわざメッセージで話さずとも、直接会って話してください。
また、自分がメッセージを返すことによって、相手も当然それに応えなければなりませんので、お互いに半ば無限ループ的に時間を使ってしまいます。
貴重な時間の浪費をし合うなんて、もはや泥仕合みたいなものです。
お互いの幸せのためにも、メッセージアプリでの意味のない言葉のラリーはやめるのが賢明。
さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
少し厳しいと感じられるような表現もあったかもしれません。
しかし、現代人はそれだけスマートフォンの誘惑に憑りつかれているという現状が根強く、その呪縛を振り払うことは困難を極めます！
それ相応の強い意志や、高い意識を持つことが要求されるのです。
目先の勉強に集中することは勿論ですが、その後の人生を豊かにしていくためにもスマホとの正しい接し方を学ぶことは極めて重要だと思います。
是非、参考にしてみてください。
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- 久保田大翔
- 塾講師
同志社大学在学。3年間塾講師として勤務する傍ら、フリーランスのライターとしても活動中。 国語・英語・社会の文系科目、生徒のモチベーションアップや、効率的な勉強法・マインドセットなどの分野を得意とする。
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