現役塾講師がお伝えする教え方のコツ6選をご紹介

塾講師・家庭教師として働かれている方の中には、 「どうすればもっと上手に教えることができるのだろうか?」 「生徒さんにもっと授業に集中してもらうにはどうすればよいのだろうか?」 と悩まれている先生も多いのではないのでしょうか。 この記事では、そんな塾講師・家庭教師の方のために、私自身が塾講師・家庭教師として働く中で得られた知見をもとに、「塾講師として生徒に上手に教えるコツ」についてお伝えいたします。 お読みいただく中で、参考にできそうなものはぜひ参考にしていただければ幸いです。
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塾講師として生徒に上手に教えるコツ6選

・生徒情報を前もってしっかり確認しておく ・雑談を適度にする ・たくさん確認・質問をする ・褒める ・その日やることを授業のはじめに確認する ・自宅学習内容を確認する

生徒情報を前もってしっかり確認しておく

まず1つめのコツは、「生徒情報を前もってしっかり確認しておく」ことです。 生徒さん自身が「興味あること」や、「その単元の進捗」など、授業前に教務やスタッフから共有してもらえる情報をしっかりと確認しておくことで、初回授業をよりスムーズに進めることができます。 特に、「趣味」や「部活」「好きなこと」などの話を少しできるようにしておくと、信頼関係を築く際に役立てることができます。 私自身の経験から言うと、ゲームやアニメ、マンガ、音楽などの話などは、多くの生徒さんが興味をもつ話題として挙げられるように思います。 また、「単元の進捗」から、初回授業で必要となる学習内容をだいたい予想しておくと、授業中に学習計画を相談する際に便利です。 適切な学習計画を立てることは、「モチベーションの維持」や「学習を面白がること」に直結しますので、この「単元の進捗把握」についても、初回授業前にしっかりと確認しておくことをおすすめいたします。

雑談を適度にする

次におすすめしたい教え方のコツは、「雑談を適度にする」ことです。 塾講師・家庭教師の先生によっては、「授業料をいただいて授業をしているのだから、雑談をするのはあまりよくない」と思われている先生もいらっしゃるかもしれません。 もちろん、生徒さんの希望や状況に合わせて、「授業」と「雑談」の量を調節するのはとても大切なことです。 しかし、趣味・習い事・部活・好きなものなどの雑談をすることは、リラックスして授業を受けてもらうことにつながります。 また、そういったプライベートの話を少しの時間共有することで、信頼関係を築くことにもつながります。 さらに、リラックスした環境で授業を受けることで、質問や疑問なども多く出て、学習の理解度がより深まることが期待できます。 学習においては、「好きじゃない先生の授業は科目も好きじゃなくなる」場合が多いため、信頼関係ができ「この先生はいい人だな」「この先生の授業は楽しい・おもしろいな」と思ってもらえれば、その科目の学習に非常に良い影響があります。 また、雑談を通して生徒の好きなものや趣味を知っていれば、授業で用いる例文や例え話をする際にも、より親しみの持てる、理解しやすい表現を選ぶことができます。 こういったたくさんのメリットがあるため、「生徒さんと少し雑談もすること」をおすすめします。

たくさん確認・質問をする

3つ目の上手に教えるコツは、「たくさん確認・質問をする」ことです。 授業において、こちらから情報を伝えるだけの授業をしていると、生徒は受け身になってしまい、眠たくなったり退屈に感じたりしてしまいます。 ですので、授業の中で 「理解はできてますか?」 「さっきの説明ちょっと早かったですか?」 などの確認をこまめにすることをおすすめします。 また、授業の中で 「ここはどういう文法でしたっけ?」 「ここではどういう公式が必要だったか、覚えてます?」 などの質問も多めにするとよいと思います。 それらの、「確認」「質問」を通じて、「どこが理解できていて、どこが理解できていないのか」を見極め、「理解できていないところ」を潰していくための学習計画に反映していきます。 そうすることで、より効率的かつレベル感の合った授業を行なっっていくことができるはずです。

褒める

4つめの上手に教えるコツは、「褒める」ことです。 とてもシンプルなことですが、「褒める(できている部分を認める)」という行為はとても大切な指導だと考えています。 どんな年齢や立場の人であっても、怒られながら、もしくはピリピリした雰囲気の中で学習したい人は基本的にいません。 ですので、授業を行う中で、「できていないとこは講師の心の中で把握するだけにとどめ、できているところ・理解が進んでいるところに着目して積極的に声かけする」ことをおすすめします。 そうすることで、生徒さんが「学習の面白さ」や「自分の力で理解を進めている感覚」を得ることにつながります。

その日やることを授業のはじめに確認する

5つ目の上手に教えるためのコツは、「その日やることを授業のはじめに確認する」ことです。 授業のはじめに、「その日やることを確認する」ことで、生徒さん自身が「どこに向かっているかわかっている状態」で学習することができます。 「目標が見えていない状態で頑張り続けること」は、基本的にどんな人でも苦手だと思うので、「はじめに確認する」というところが大切です。 もちろん、これは「学習計画」についても同じことが言えます。 「学習計画」が「中長期的な目標をはっきりさせるもの」であるのに対し、「授業のはじめの確認」は「短期的な(その日の)目標をはっきりさせるもの」になります。 学習における現在位置をある程度はっきりさせた上で、この「目標」も示すことで、生徒さんが「学習が進んでいる感覚」や「達成感」を感じながら授業を受けることにつながります。

自宅学習内容を確認する

最後の上手に教えるためのコツは、「自宅学習内容を確認する」ことです。 どれだけ私たち塾講師・家庭教師ががんばっても、実際の授業時間は、1週間の内1時間や2時間程度です。 学習においては、「自宅学習の時間」にもっとも多くの時間を使うことになります。 ですので、生徒さんに自宅学習について確認し、自宅学習のやり方や量について相談しておくことは、とても大切なことです。 塾講師・家庭教師として、初回授業や、授業時間の最後などに生徒さんの自宅学習時間を聞き、無理のない自宅学習計画を立て進捗を確認することで、より早くその科目の理解を進めていくことができます。 生徒さんの中には、
・自宅学習計画を日割りで立てたほうがよいタイプ ・週割りで立てた方がよいタイプ ・バッファ(余裕)を多めに組んでおいた方がよいタイプ
など、さまざまなタイプがいるので、生徒さんひとりひとりに合わせた「自宅学習計画」を立てていく必要があります。 実際に生徒さんの希望を聞き取る際には、生徒さんひとりひとりの気持ちを確認しながら計画を立てることをおすすめいたします。
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まとめ

ここまで、「塾講師として生徒に上手に教えるコツ6選」について、「生徒情報を前もってしっかり確認しておく」「雑談を適度にする」「たくさん確認・質問する」など、実際の講師経験を踏まえ、6つお伝えしてきました。 私自身、講師を始めた最初の頃は、「どうすればもっと上手く教えることができるのだろう」「信頼関係を築いていくにはどうすればよいのだろう」と、たくさんの悩みがありました。 もちろん、今でも悩むことは度々ありますが、この記事では「かつての悩みに対する私なりの答え」を書かせていただきました。 あなたが塾講師・家庭教師として働かれる際に、この記事の情報が少しでもお役に立てば幸いです。
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この記事を書いた人
Kazuki.N
家庭教師 塾講師
プロフィール

大学卒業後、メーカー海外事業部やゲストハウスなどで経験を積んだ後、2018年〜個別指導英語講師として勤務。 これまでに中学生・高校生・社会人といった幅広い年齢層に大学受験、TOEIC、英検指導などを行う。

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