チューターとは?塾や予備校のアルバイトで見かけるチューターの仕事内容についてまとめ
塾や予備校、大学などで時々耳にする「チューター」。
実は、塾講師とはまったく担当業務の違う仕事だってご存知でしたか?
今回は、チューターとは何かというところから、塾や予備校でのチューターの業務内容、塾講師との違いなどを解説していきます。
塾や予備校で働いてみたいと思っている人は自分がどちらの仕事をしたいのか考えてみてください。
チューターとは
チューターを辞書で調べると「個人指導の講師」という意味が書かれています。
元々は、大学の学生に個別で教える指導教員を指す言葉でしたが、
・大学の授業の助手、TA(ティーチング・アシスタント)
・家庭教師、個人に指導する教師
・塾や予備校のサポートスタッフ
といった人たちもチューターと呼ばれているのが現状です。
大学のチューターは授業をする教授のゼミ生や院生などがチューターを務めることが多いですが、塾や予備校では大学生などのアルバイトを雇っていることがほとんどです。
塾・予備校におけるチューターとは
塾や予備校では、チューターという言葉は「個人指導の講師」ではなく、「生徒や塾・予備校のサポート役」という意味で使われています。
具体的には
・生徒の自習サポート
・塾や予備校の運営サポート
を行っているスタッフを「チューター」と称する事が多いようです。
チューターの役割・業務とは
上記でも簡単に説明しましたが、チューターの仕事は主に各種のサポート業務で、自習に関わることと事務仕事がメインになります。
務める場所によって任せられる業務の内容は異なりますが、一般的に塾や予備校にチューターとして雇用された時に担当する業務をご紹介します。
自習をしている生徒の質問に答える
チューターが1番良くする仕事は自習室での生徒対応です。
得意科目だけを担当するか、全科目を対応するかは塾・予備校の規模にもよりますが、できるだけ多くの教科に対応できると望ましいとされています。
とはいえ、全教科どの問題が来ても答えられないといけないというわけではありません。
大切なのは生徒に寄り添って一緒に課題を解決する姿勢です。
わからない問題があったときには、授業を担当している講師やその教科を専門にしている講師に質問を繋げば大丈夫です。
講師と生徒の橋渡しをして、塾全体のコミュニケーションをスムーズにするのもチューターの大事な役割の1つです。
生徒の相談にのる
チューターは、通っている生徒にとっては講師よりも身近な相談相手になることもあります。
特に受験を控えた生徒にとって、受験を終えたばかりの大学生は親近感をもって相談しやすい受験の先輩です。
・日頃のテスト対策
・受験に向けた生活習慣
・効率的な勉強方法
・おすすめの参考書
などの悩みを相談されたら、自分の体験談や学びを伝えてあげてください。
塾や予備校によっては、進路指導を専門に行うチューターが在籍していたり、チューターの採用条件に浪人経験があることを定めていたりします。
塾・予備校全体の運営サポート
その他にも、塾・予備校がスムーズに運営できるように講師のサポートや事務作業を任されることもあります。
具体的には
・生徒の出欠の記録などの事務作業
・塾講師の授業準備のサポート(教室整備、プリント作成など)
・テストの採点
・保護者対応
など、講師というよりは事務員に近い作業です。
チューター本来の意味とは少し異なる気もしますが、塾や予備校では広い意味でサポートスタッフとして雇用されていることが多いです。
チューターと塾講師の違い
チューターも塾講師(予備校講師)も、塾・予備校で生徒のために働いているという点では同じですが、この2つは明確に区別されています。
1番大きな違いは「授業をするかどうか」
塾講師は授業をするスタッフなので主な業務は授業と授業準備で、自分の担当教科を持ち、生徒の前で授業を行います。
一方、チューターは生徒のサポートを行うスタッフなので、生徒の質問に答えたり相談にのったりすることはありますが、前に立って授業をすることはありません。
成績に対する責任
主な業務が異なるので、求められる責任も変わってきます。
塾講師は生徒の成績をあげることを目的とした業務なので、生徒の成績に対する責任があります。
それに対してチューターはあくまでサポートスタッフなので生徒の成績に対して責任がありません。
だからといってチューターは適当でよいわけではなく、生徒が学業に集中できるように生徒本人と塾講師をサポートする大切な役目があります。
アルバイトとしてのチューターという仕事
それでは、アルバイトの選択肢としてチューターという仕事を見るとどんな特徴があるのでしょうか?
教育に関心のある大学生に人気のアルバイト
授業は行いませんが、多くの子ども達に寄り添い、相談や質問に応じるので、教育に関心がある学生にとってはとてもやりがいのある環境です。
特に、塾のチューターでは特定の教科に対する専門性よりも、子どもに寄り添って親身になる人間性を求められることが多いので、子どもの相手をすることが好きな人や世話焼きな人に向いている仕事です。
事務職のスキルが身につく
チューターの仕事には事務作業や保護者からの電話対応などが含まれるので、必然的に基礎的な事務スキルやビジネスマナー、コミュニケーション能力など、今後の就職にいかせる事務スキルが身につきます。
将来どんな仕事につくにしても最低限のビジネスマナーやコミュニケーション能力、事務仕事の経験は求められることが多いので、頑張っておいて損はありません。
自分の経験が役に立つ
チューターは生徒たちが気軽に相談できる先輩でもあるので、自分が学んだこと、経験したことを活かしたいという人におすすめです。
特に予備校には大学受験を控えている人が多いため、在籍大学を公開してその大学を目指している生徒によりピンポイントなアドバイスをしたり、浪人経験のチューターが浪人生のサポートを行ったりしています。
生徒からしても、自分が希望している大学・学部の先輩から直接話を聞ける貴重な機会になるので、成功も失敗も含めて自分の経験を後輩に伝えたい人にピッタリです。
時給は他業種のアルバイトと同程度
生徒の成績への責任がない分、時給としては塾講師よりも少し低く、ほかの業種と同程度になる傾向があります。
仕事量は塾講師に比べて少ないというわけではないので、同じ仕事量でしっかり稼ぎたいという人は塾講師の方が希望に合っていると思います。
また、大手塾や予備校ではチューターを積極的に雇用しているので勤務がシフト制になり、希望していたよりも出勤する機会が少ないという場合もありますので、事前によく確認しておくことをおすすめします。
まとめ
同じ場所で働いているので混同されやすい塾講師とチューターですが、それぞれ任される仕事が異なります。
どちらも子ども達の成長を支える大切な仕事ですので、興味のある人はぜひ、自分に合うポジションに応募してみてください。
【塾講師】授業を担う指導担当スタッフ
・授業を担当
・自分の担当科目だけを教える
・時給が高め
・生徒の成績への責任が伴う
→自分の知識、学力を活かしたい人におすすめ
【チューター】生徒のサポートを担う塾のサポーター
・自習に来た生徒の対応を担当
・生徒の相談役、教室の事務作業、保護者(電話)対応も行う
・幅広い教科に対応する一般教養と事務処理のスキルが求められる
・時給は普通(他業種と同じぐらい)
・生徒の成績への責任がない
→自分の経験を活かしたい、人の役に立ちたい人におすすめ
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