勉強中のBGMでパフォーマンス向上!おすすめの曲とジャンルはこれ
「周囲の雑音が気になる」
「集中力を高めたい」
などの理由から、勉強中に音楽やBGMを聞く習慣があるという人も多いかと思います。
しかし、選ぶ音楽やジャンルによっては、かえって勉強の邪魔になってしまったりすることもあることはご存知でしょうか。
そこで今回の記事では、下記のポイントをまとめてみました。
この記事で分かること
● 勉強中にBGMを流す効果
● 勉強中におすすめのBGM
● 勉強中のBGMの選び方のポイント
● 集中するのにおすすめのジャンル・曲
勉強中に聞くならどんなBGMがいいのか、選び方のポイントやおすすめのジャンル・曲を紹介します。
音楽やBGMで集中力を高めて、より効率よく勉強できるようにしましょう!
勉強中にBGMを聞く効果
BGMを勉強中に流すことについて、
「考える時のじゃまになってしまうのでは」
「音楽がないと集中できないようになってしまうのでは」
と考える人もいるでしょう。
しかし、上手に使えば勉強中のBGMにはメリットもあるのです。
モチベーションが上がる
音楽には人の気持ちを高める効果があります。
明るい音楽を聴くことで、気持ちが晴れやかになった経験がある人も多いでしょう。
勉強の時にもこの作用は有効活用できます。
「勉強をやらなくちゃいけないけれど、やる気が起きない……」
という時、好きな音楽を聴くとテンションがあがるため、勉強に前向きに取り組みやすくなるのです。
気持ちのリセット効果も期待できるため、長時間勉強を続けていて「飽きてきた」「疲れた」と感じる時にBGMをかけて気分転換を図るのもおすすめです。
集中しやすくなる
人間はうるさすぎる環境ではもちろん、静かすぎる環境でも落ち着かなくなってしまい、勉強に集中できなくなってしまいます。
このような周囲の音が気になる時にイヤホンでBGMを聞くと、勉強に集中しやすくなる効果が期待できます。
理由は、うるさい時にBGMを聞くとBGMの中に気になる雑音が紛れ込んで気にならなくなります(これを「マスキング効果」といいます)し、イヤホンが耳栓の代わりになって雑音そのものも軽減されるから。
逆に、静かすぎる時には適度な音を聞くことで無音環境にそわそわしなくなります。
つまり、イヤホンでBGMや音楽を聞くことで、勉強に集中し易い環境を自分で作れるのです。
普段と違うところで勉強をしたい時など、周囲が気になってしまう時に特に効果的ですよ。
眠気覚ましになる
静かな環境で勉強しているとついつい眠くなってしまうことも多いもの。
しかし、BGMを聞きながら勉強すると耳から適度な刺激が常に脳に入っている状態になるため、眠くなりにくくなります。
ただし、目覚ましのために大音量でBGMをかけると、かえって勉強への集中を妨げてしまいます。
BGMだけで目が覚めないときは、運動したり顔を洗ったりするなど、より効果のある眠気覚まし方法に頼るようにしましょう。
勉強用BGMの選び方
BGMにメリットがあると言っても、どんな音楽でもよいというわけではありません。
勉強用のBGMに選んでいい音楽は、勉強の妨げにならない「聞き流しができる」ものだけ。
以下の3つの条件を参考にして選んでみましょう。
歌詞のないもの
1番目に大切なのは「歌詞がないもの」です。
歌が聞こえると、どうしてもその歌の内容に気を取られてしまうからです。
そのため、人気のJ-POPなどは勉強中のBGMとしては不適。
ただし、歌があっても「何か言っている」と気にならなければいいので、洋楽など歌詞が聞き取れず、音楽の一部として聞き流せるものであれば問題ないでしょう。
激しすぎないもの
2番目に重要なのは「サウンドそのものが控えめである」こと。
激しい音楽や緩急のあるメロディなどは「気分を高揚させる」という効果においてはとても良いのですが、主張が強いため「音楽がかかっている」ということを感じさせやすくなってしまいます。
「BGMがかかっている」と感じてしまうということは、「目の前の勉強に集中していない」ということ。
できるだけBGMの存在を感じさせないよう、一定のリズムのものやゆったりとしたサウンドのものを選ぶようにしましょう。
好きすぎないもの
意外かもしれませんが、音楽をBGMにするなら「好きすぎないもの」をチョイスすることも大切です。
大好きな音楽を聞いてしまうとどうしても「このサビがいいんだよな〜」などと音楽そのものに聞き入ってしまい、知らず識らずのうちに勉強から思考が離れてしまったり、集中が途切れてしまったりするからです。
もちろん、嫌いな音楽やBGMをあえて聞く必要はありません。
しかし、「聞き流しができるもの」という点から考えると、「別に嫌いではないが、かといって聞き入るほど好きでもない」というラインがベストです。
勉強用BGMにオススメのジャンル・曲はこれ!
「歌詞がない」「主張が強くない」そして「好きだけれども聞き入るほどではない」ものがいい、といわれても、普段から様々な音楽を聞き慣れていないと具体的なイメージが湧きにくいもの。
「どんなBGMがいいんだろう?」と迷ったら、以下の音楽やジャンルを参考にして選んでみてください!
クラシック
ドーパミンを出すことによる幸福感やリラックス効果が期待でき、歌詞もなく聞く人をあまり選ばないクラシック。
「指揮者による違いを聞き分けたい」などのクラシック好きの人は聞き入ってしまうため避けたほうが無難ですが、「クラシックはよくわからない」という人にはうってつけです。
途中でテンポが大きく変わるものや『運命』のような激しく特徴的な旋律のあるものは避け、軽やかなピアノ曲やゆったりとしたオーケストラなどを選択しましょう。
環境音
川のせせらぎや小鳥の声、雨の音などの環境音もBGMとしておすすめ。
周囲の雑音を消しやすく、かつ聞き流しやすいため普段から音楽を聞いて勉強することに慣れていない人や「音楽がないと集中できないようになってしまったらどうしよう」と心配な人にもぴったりです。
カフェ風のざわめきなどもありますので、「家でない場所のほうが集中しやすい」という人にも向いています。
アンビエント(環境音楽)
ゆったりとしたメロディが特徴で、「聞くため」ではなく「聞き流すため」の音楽であるアンビエントも勉強用BGMとして適しています。
アンビエントって何?という人は「おしゃれな美容室などで流れているBGM」をイメージするといいかもしれません。
静かで心が穏やかになる音楽なので、勉強中だけでなく休憩時間にリラックス目的で聞くのもおすすめです。
ホワイトノイズ
「赤ちゃんが泣き止む」「睡眠時BGMに良い」といわれるホワイトノイズは、多くの周波数の音を同じ強さで含むため、周囲の雑音をかき消す力に優れています。
そのため、
「うるさいリビングで勉強しなくてはいけない」
「カフェに来たけれども隣の人のおしゃべりが気になる」
など、周囲の音が気になって勉強に集中できない時に最適です。
勉強用BGMを利用して集中力を高めよう
無音で勉強していると、眠くなったり他人の鉛筆の音などが気になってしまって集中できなくなってしまうことはよくあります。
そんなとき、BGMを上手に使えば集中力を持続させたり勉強へのやる気を起こしたりできるかもしれません。
勉強用のBGMとしておすすめなのは、聞き流しのできる音楽や環境音など。
自分の好みやその時の気分・状況などに合わせて使い分けをするといいでしょう。
ただし、実際の試験ではBGMはかからないため、多用は禁物。
上手にBGMを利用して、勉強のパフォーマンスを向上させましょう!
この記事を書いた人
- 二木原 恭子
- 元塾講師
家庭教師
大学生から塾講師・家庭教師として活躍。
中学受験から大学受験まで幅広い学年を扱い、歯学部にも合格させました。
現在は教育・受験ライターとして、医学部受験専門メディアなどにも寄稿しています。
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