【塾講師バイト】学歴フィルターは存在する?回避方法もお伝え!
塾講師バイトに学歴フィルターは「ある」
塾講師でアルバイトをしてみたい方にとって気になるのが、「塾講師バイトに学歴フィルターがあるというのは本当なのか」という点だと思います。
結論から言いますと、「塾講師バイトに学歴フィルターはあります」。
ですが、「学歴フィルターがあるから、高学歴でないと絶対に採用されない」というわけでもありません。
この記事では、「なぜ学歴フィルターがあるのか」「学歴フィルターを回避して塾講師になる方法」「高学歴でなくても塾講師としての実績を積んでいく方法」についてお伝えいたします。
なぜ学歴フィルターがあるのか?
では、そもそもなぜ「学歴フィルター」なるものがあるのでしょうか?
それには、主に以下の3つのような要因が考えられます。
受講する生徒・親が安心感を得ることができる
まず1つ目の要因は、講師の学歴が高いことによって、「生徒や親が安心感を得ることができる」という点です。
塾にとって、生徒さんや親御さんは「お客さん」「利用者」になります。
ですので、塾の経営者としては「学歴が生徒や親御さんの安心材料となるなら、高学歴の講師を積極的に採用しよう」と考えます。
その結果として、「学歴フィルター」、つまり「高学歴ほど採用されやすい」という環境が作られているのです。
教科の知識や学習方法を知っている人が多い
「学歴フィルター」がある2つ目の要因は、高学歴な人は「教科の知識や学習方法を知っている人が多い」というものです。
こちらについては、あくまで相対的に”多い”というだけで、もちろん高学歴であっても「それらの知識や学習方法を教えるのは苦手だ」という人もいます。
ですが、「相対的に多い」ということは、採用側からすると「高学歴な人を採用した方が、知識や学習方法を知っている人を採用できる確率が上がる」ということになります。
ですので、結果として「学歴フィルター」が用意されてしまうのです。
塾が塾講師の学歴を宣伝のひとつとして使うため
最後の3つ目の要因は、マーケティング(商売)的な話になってしまうのですが、高学歴の講師は「塾の宣伝材料」になりえます。
「うちの塾には、◯◯大学在籍・出身の講師が◯人います!」のような宣伝を打てば、その大学を志望している受験生が授業を受けに来てくれることが期待できます。
たとえば、ある塾講師の指導力が確かなものであっても、出身大学が名前の知られていない大学であっては、そのような宣伝を打つことが難しいので、同じ条件であれば高学歴な人が採用されやすい(「学歴フィルター」がある)というのが現状です。
学歴フィルターを回避して塾講師になるためには?
「学歴フィルター」があるとしても、「塾講師バイトにチャレンジしたい」「塾講師バイトで、教える経験を積みたい」という方も多くいらっしゃると思います。
ここでは、「学歴フィルター」を回避して塾講師になるためのおすすめの方法についてお伝えいたします。
以下のことを意識して面接対策をすることで、塾講師として働くことができる可能性がぐっと高まるはずです。
応募・面接時に、熱意・能力をアピールする
1つ目は、「応募・面接時に、熱意・能力をしっかりとアピールすること」です。
塾講師に応募する際には、学歴はどうしても見られてしまいますが、もちろん採用側も、学歴だけで採用可否を決めているわけではありません。
たとえ高学歴な人であっても、「受け答えに難あり」「生徒と信頼関係を築くのが難しそう」「親御さんとのコミュニケーションが苦手そう」「筆記試験の点が良くない」などの理由で不採用になる人も多くいます。
学歴をアピールポイントにできない場合には、「塾講師をしたい理由」を説得力ある形でアピールすること、英検やTOEICなどの資格をアピールすることが大切になってきます。
特に資格系のアピールは、「大学受験を終えた今も継続して勉強をしている」という証明にもなりますので、効果的なアピール方法のひとつです。
筆記試験対策を十分にする
2つ目のおすすめの面接対策方法は、「筆記試験対策を十分にする」ことです。
塾講師の面接では、ほぼ必ず「筆記試験」があります。
国数英すべてか、希望科目だけを受ける場合が多いですが、どちらの場合でも対策をしていくことが大切です。
基本的には基礎的な知識を問われることが多いので、「それらの勉強からしばらく遠ざかっていた」という方は、余裕を持って参考書などを一冊終わらせておくことをおすすめします。
この筆記試験で十分な点を取ることができれば、「この応募者は高学歴というわけではないけれど、しっかりした知識を持っている。良い指導をしてくれるかもしれない」と面接官に思ってもらうことができます。
面接対策をしっかりする
3つ目のおすすめ対策法は、当たり前ですが「面接対策をしっかりする」ことです。
塾講師は、生徒さんや親御さんの前に立つ仕事なので、振る舞いや言葉遣い、態度は、面接の際にチェックされます。
意識しすぎてガチガチになってはいけませんが、適切な振る舞いができるように、あらかじめ誰かに協力してもらいながら面接の練習をしておきましょう。
「自己紹介」「なぜ塾講師を志望したか」「なぜうちの塾を選んだか」といったほぼ必ず聞かれる質問については、あらかじめしっかりと考え、暗記しておくと、本番で緊張しすぎずに済みます。
個別指導系の塾によっては、「もし生徒さんにこういう質問をされたらどう返事しますか?」などの質問がある場合もあるので、個別指導系の塾の面接を受ける場合には、左記のような質問の対策もしておくとよいでしょう。
高学歴でなくても、塾講師として実績を積んでいく方法
それでは、ここからは「高学歴でなくても、塾講師として実績を積んでいく方法」についてお伝えいたします。
塾講師になってしまえばその後は、学歴と同じくらい合格実績が見られるようになります。
現役の塾講師でもある筆者の知見も踏まえ、「どのような指導を行なえば、適切に実績を積み上げていくことができるのか」について、お伝えいたします。
生徒の自学自習を支えるような指導を行なう
塾講師の指導においてもっとも大切なことは「生徒の自学自習を支えること」です。
どれだけ塾講師が授業に熱量を注いでも、週に生徒が勉強する時間のうちの1時間か2時間にしかなりません。
生徒の成績を上げて、希望の大学の合格に近づいていってもらうためには、「自学自習の時間」がもっとも大切です。
ですので、塾講師は、「分かりやすい指導ができる能力」と同じかそれ以上に、「生徒のモチベーションを上げる能力」が必要になります。
そのためには、「できるようになった部分は見逃さずに褒めること」「まだできていない部分は指摘しすぎずに根気強く教えること」「生徒が”できるようになる”ことを信じること」が大切です。
生徒さんと信頼関係を築き、モチベーションを高め、自学自習の時間をよりよいものにしていくことができれば、合格実績もきっとついてきます。
そうすれば徐々に、学歴フィルターの影響も少なくなっていくでしょう。
適切な面接対策を行ない、塾講師として活躍していこう
塾講師のアルバイトに「学歴フィルター」があるのは、残念ながら事実です。
ですが、上で述べたように、「学歴フィルター」があっても塾講師になって活躍していく方法はあります。
塾講師は得られるものが多い仕事です。
私自身、塾講師の仕事を通して、「生徒さんとの交流」「相談にのる力」「言葉選びの力」「自身の学ぶ力の成長」など、たくさんのものを得ています。
塾講師の経験を積んでみたい方はぜひ、この記事の情報を参考に、「学歴フィルター」を気にしすぎず塾講師のアルバイトにチャレンジしてみてください。
この記事を書いた人
- Kazuki.N
- 家庭教師
塾講師
大学卒業後、メーカー海外事業部やゲストハウスなどで経験を積んだ後、2018年〜個別指導英語講師として勤務。
これまでに中学生・高校生・社会人といった幅広い年齢層に大学受験、TOEIC、英検指導などを行う。
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