【英文法】副詞節とは?語、句、節からわかりやすく解説!

英語 副詞 節 英語を学ぶ際につまずくポイントのひとつとして、「副詞節」というものがあります。 「副詞節っていったいなんなのだろう?」 「そもそも「節」ってなに?」 といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 この記事では、そんな「副詞節」について下記の内容を解説していきます。
この記事で分かる事
● そもそも「節」とはなにか ● 英語の副詞節とはなにか ● よくある副詞節
「英語学習が進み、「副詞節」というポイントで壁にぶつかった」 という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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「節」とは

それでは、まず「節」の説明からはじめていきます。 英語には「語」「句」「節」という分類があり、「節」はその中の1種類です。 「語」「句」「節」それぞれについて、以下で簡潔にお伝えいたします。

「語」

「語」は、おそらくもっとも馴染み深いもので、文章を構成する最小単位である「単語1語」のことを指しています。 例えば、
「you」 「car」 「dogs」 「always」
などが「語」に当たります。

「句」

「句」とは、名詞や副詞のようなはたらきをする、2語以上で構成された語のまとまりのことを言います。 後述の「節」と違い「句」は、S(主語)+V(動詞)の要素を”含まない”ことが特徴です。 例:His family lives in Tokyo. (彼の家族は東京に住んでいます。) という文章の場合、「in Tokyo(東京に)」の部分は2語で「lives(住んでいます)」という動詞を修飾する副詞のはたらきをしています。 この場合、「in Tokyo(東京に)」は「副詞句」である、ということができます。 別の例を挙げると、 例:The dog in the room is mine. (その部屋にいるその犬はわたしの犬です。) 「in the room(その部屋にいる)」の部分が「the dog(その犬)」という名詞を修飾する形容詞の役割をしているので、「形容詞句」である、ということができます。 最後にもうひとつ例を挙げます。 例:Listening to music is fun. (音楽を聴くことは楽しい。) という文章はどの部分が「句」になるでしょうか? この場合、「listening to music」という部分が「音楽を聴くこと」という名詞のはたらきをしています。 ですので、この「listening to music(音楽を聴くこと)」という3語から成る部分が、「名詞句」である、ということができます。 このように「句」とは、「2語以上から成る、なんらかの品詞のはたらきをする語のまとまり(ただしS(主語)+V(動詞)は含まない)」ということができます。

「節」

ここから、本題である「節」の説明です。 「句」でも少しだけ触れたように、「節」とは、「S(主語)+V(動詞)」を含む2語以上からなるまとまりのことを言います。 そして、「節」も「句」と同じように、名詞や形容詞、副詞、などのさまざまな役割をします。 以下、例文を見ていきましょう。 例:What I have to do is doing homework. (私がする必要があることは、宿題をすることです。) この文では、「What I have to do(私がする必要があること)」という部分に「I(私)」というS(主語)、「have to do(する必要がある)」というV(動詞)が含まれています。 また、「私がする必要がある”こと”」というように名詞的な役割を果たしていますので、この「What I have to do」という部分は、「名詞節」であるということができます。 (補足ですが、「doing homework」の部分は「名詞句」となっています。) 次に2つ目の例文を示します。 例:I met her at the day after I quit my job. (仕事を辞めた後の日(翌日)に彼女に会った。) この文では、「after I quit my job(仕事を辞めた後)」の部分が「the day(その日)」を修飾する形容詞の役割を果たしています。 ですので、この文章では、「after I quit my job」「形容詞節」である、ということができます。
補足
この例文では、「I met her at the day」という部分が文の中心となっているので、この部分を「主節(メインとなる節)」、「after I quit my job」の部分を「従属節(サブとなる節)」と言います。 このように、「節」とは、「S(主語)+V(動詞)を含む、なんらかの品詞のはたらきをする語のまとまり」である、ということができます。
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副詞節とは

それではここからは、「節」の中でも今回の主題となっている「副詞節」に着目して解説をしていきます。 「副詞節」も「節」であることは変わりないため、前記の説明を踏まえ、「S(主語)+V(動詞)を含む、副詞のはたらきをする語のまとまり」である、ということができます。 例文を見ていきましょう。 例:When I was a child, I hoped I would be a police officer. (私が子どものとき、私は警察官になりたいと願っていた。) この例文では、「when I was a child(私が子どものとき)」という「節」部分は、「I hoped I would be a police officer(私は警察官になりたいと願っていた)」という文章全体を修飾しています。 名詞以外(動詞や形容詞、文章など)を修飾するものが「副詞」なので、上記の例文では>「when I was a child(私が子どものとき)」の部分が「副詞節」である、ということができます。 このように「副詞節」は、
・when ・where ・as ・before
などの接続詞を用いて作られる場合が非常に多いです。 ですので、副詞節を見極める必要があるときには、「接続詞が置かれていないか」ということに注目して、文全体を見てみることをおすすめします。

よくある副詞節

上記でお伝えしたように、「副詞節」をつくる際には接続詞がよく使われます。 以下に接続詞の一例を列挙しているので、参考にしてみてください。
before:〜の前に after:〜の後に because:〜だから if:もし〜なら though:〜だけど although:〜だけど while:〜の間、〜の一方で when:〜するとき as soon as:〜するとすぐに
など
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複合関係副詞のときも「副詞節」

「副詞節」は、接続詞を使用してつくられる場合が多いとお伝えしましたが、「複合関係副詞」というものを使用して作られることもあります。 「複合関係副詞」というのは、以下のような単語です。
whatever:〜がなんであれ whoever:〜がだれであれ whenever:〜するときはいつでも wherever:どこで〜しても whichever:どちらが〜でも however:どれほど〜でも
「複合関係副詞」は、難しそうに聞こえる名前をしていますが、意味を覚えてしまえば基本的に接続詞と同じように使うことができる単語ですので、ぜひ押さえておくことをおすすめします。
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まとめ

ここまで、「副詞節」について、「そもそも「節」とはなにか」「英語の副詞節とは」「よくある副詞節」などについてお伝えいたしました。 「副詞」や「節」といった概念は、英語学習の中で理解しにくい単元のひとつです。 ぜひこの機会にしっかりと理解を深め、より難易度の高い英語長文にも取り組めるようになっていきましょう。 この記事が、あなたの英語スキルアップの助けになれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございました。
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この記事を書いた人
Kazuki.N
家庭教師 塾講師
プロフィール

大学卒業後、メーカー海外事業部やゲストハウスなどで経験を積んだ後、2018年〜個別指導英語講師として勤務。 これまでに中学生・高校生・社会人といった幅広い年齢層に大学受験、TOEIC、英検指導などを行う。

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