【中学校】実力テストの対策・勉強法5選、高校入試に活かす方法
中学校の実力テストの対策
「中学校の実力テストがむずかしすぎて高得点が取れない...」
「実力テストはどうやって対策すればいいの?」
「高校入試に実力テストは役立つの?」
上に挙げたような疑問を持っている生徒さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、それらの疑問の答えとして、「実力テストの概要と対策」「実力テストの勉強法」などについて、お伝えいたします。
まず、実力テストは、「それまでに習った全範囲を出題範囲としたテスト」です。
なので、1年、2年、3年と学年が上がるごとに、そのテスト内容は難しくなっていきます。
3年になって、
「実力テストで点を取れなくなってきた」
「昔のような得点を取ることができなくなってきた」
このように悩む生徒さんは多くいらっしゃいます。
しかし、「テスト内容が難しくなる」という条件は、全生徒に共通しています。
つまり、みんな「高得点を取ることが難しくなってくる」のです。
だからこそ、点数そのものに一喜一憂せず、「全体の平均点と自分の位置」を比べて、比較・対策をしていきましょう。
点数が下がってしまった場合でも、復習をしっかり行ない、自分の苦手を潰すことで実力テストの点数を上げていくことができます。
以下で、「実力テストの勉強法」について、より詳しくお伝えいたしますので、それを自分の勉強の参考にしてみてください。
(「実力テスト」は、学校によって「復習テスト」「総合テスト」「統一テスト」などと呼ばれることもありますが、この記事中では「実力テスト」という呼び方で統一します。)
実力テストの勉強法5選
①基本を大切にする!
まず何よりも大切なのが「基本問題」です。
それぞれの科目で、実力テストの大問1ではおおよそ基本知識が問われます。
まずはその問題を着実に取れるように、教科書や参考書の「基本問題」のページをしっかりと学習していきましょう。
「基本問題だけ出来ても、あまり大きな得点アップにつながらないのでは?」
と思われる方もいるかもしれません。
ですが、国語・数学・英語・理科・社会それぞれの基本問題を着実に取れるようになれば、20〜30点といった点数アップが狙えます。
加えて、その後勉強していく応用問題ができるようになるためには、それぞれの科目の「基本知識」が絶対に必要です。
着実に点数を伸ばしていくためにも、「まず基本を固める」ということを勉強法の一つ目として押さえておいてください。
弱点をひとつずつ潰す
2つ目の勉強法は、「弱点をひとつずつ潰す」ということです。
あなたは、苦手な科目の学習を後回しにしてしまってはいないでしょうか?
私がこれまで携わってきた生徒さんも、「苦手意識がある」「取り掛かるのに抵抗感があってなかなか手をつけられない」といった理由から、苦手な問題の学習を後回しにしていた方が多くいました。
ですが、弱点(苦手な問題)というのは、裏を返せば「解けるようにすれば確実に点数がアップする問題である」ということができます。
ですので、自分の弱点である「苦手な問題」を見つけたら、解説を確認して、できるだけ早く解けるようにしておきましょう。
自分ひとりで学習するのが難しい場合もあると思います。
そういったときには、学校の先生や塾の講師などに頼ってみるとより分かりやすく教えてくれるでしょう。
③基本の上に、応用の学習をする
「①基本を大切にする」の項でも少し述べましたが、応用問題を解くためには基本の知識が欠かせません。
ですので、「この科目・分野については、基本問題を8〜9割解けるようになった」という状態になったら、応用の学習に進んでみましょう。
このとき非常に大切なのが、「分からない応用問題に出会ったら、基本知識に漏れがないか確認しながら学習すること」です。
そうすることで、自分の知識の穴や抜けを埋めながら、学習を進めることができます。
知識に穴や抜けがない状態に近づけば近づくほど、さまざまな応用問題に対して、焦らず適切に対処できるようになります。
④参考書は時間を計って解く
4つ目のおすすめ勉強法は「時間を計って解く」というものです。
実力テストの時間は50分、制限時間のある中で問題を解き切らなければなりません。
だいたい1問あたり1分かかる計算で解けば間に合うはずですが、問題の難易度によってかかる時間は異なります。
ですので、「基本問題は1分以内に解く」「応用問題でも1分強で解ける」ように、時間を計りながら参考書の問題演習を繰り返し、解くスピードを上げるとともに、時間感覚を掴んでおきましょう。
⑤返ってきた実力テストを復習する!
最後のおすすめ勉強法は、「返ってきた実力テストを復習する」ことです。
実力テストはそれまで学校で習った全範囲から、重要な問題が抽出されて出題されています。
ですので、自分が解いた実力テストを復習するのは、「もっとも効率のいい勉強法」である、ということができます。
ぜひ、返却された実力テストを使って、自分の弱点を知り、復習し、次の実力テスト、もしくは高校入試では解けるようにしておきましょう。
学校によっては、実力テストの過去問を配布しているところがあります。
もしあなたの通う学校が、実力テストの過去問を配布していれば、ぜひそれを使って勉強しておきましょう。
当然ですが、実力テストの対策をするためには、実力テストの過去問を見るのが一番です。
「国語はこういった文章が出ているのか」
「英語はこれくらいのレベルの単語が出ているのか」
などを具体的に知ることができるため、どのレベル感で対策をすればよいか知ることができます。
実力テストを高校入試に活かす方法
上でも触れたとおり、実力テストは「学校でそれまでに習った範囲」から出題されます。
そして、高校入試も「中学で習った全範囲」から出題される試験です。
なので、1回1回の実力テストを着実にこなし、しっかりと「復習までやり切る」ことで、それが自然と高校入試対策につながっていきます。
実力テストで良い点が取れず落ち込んでしまうときもあるかもしれませんが、そのときには「いや、これをしっかりと復習することで、高校入試では点が取れるようになるはずだ」と考えを変えて、勉強に取り組むことをおすすめいたします。
「実力テストの復習をし、できなかった問題をできるようにすること」、これが高校入試で目標の志望校に受かるための、もっとも早い近道であるということができるでしょう。
まとめ
中学校の実力テストでは、1年、2年、3年と範囲が広くなるため、出題される問題も難しくなっていきます。
その中で、多くの生徒さんが「実力テストの勉強法」に悩み、良い方法を知りたいと思うものです。
ですが、やはり魔法のような勉強法はなく、「①基本を大切にする」「②弱点をひとつずつ潰す」「③基本の上に、応用の学習をする」「④参考書は時間を計って解く」といった正攻法の勉強を積み重ねていく必要があります。
悩みすぎていろいろな参考書に手を出してしまったり、特殊な勉強法をしてみようとしたりすることなく、「自分がいま解けない問題を、次は解けるようにしていく」というスタンスで、粘り強く勉強に取り組んでいきましょう。
そうすることで必ず、あなたの志望校合格が見えてくるはずです。
この記事を書いた人
- Kazuki.N
- 家庭教師
塾講師
大学卒業後、メーカー海外事業部やゲストハウスなどで経験を積んだ後、2018年〜個別指導英語講師として勤務。
これまでに中学生・高校生・社会人といった幅広い年齢層に大学受験、TOEIC、英検指導などを行う。
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