塾講師は稼げない?そう言われる理由3つと対処法3つ
塾講師バイトは稼げない?
高時給なアルバイトとして人気のある塾講師バイト。
しかし、実際に塾講師バイトをしている人からは、「塾講師バイトは思ったより稼げない」「むしろ全体の労働時間を考えると、低時給かも...」などという声も聞こえてきます。
実際のところはどうなのでしょうか。
本記事では、塾講師としても働いている筆者の経験をもとに、塾講師バイトが「稼げないと言われる理由」「塾講師バイトでうまく稼ぐための方法」について、お伝えいたします。
塾講師バイトが稼げないと言われる理由3つ
まず、塾講師バイトは本当に稼げないのでしょうか?
求人票などを見ると、「時給1,200円〜」や「最大時給1,700円」などの記載があり、一般的に考えると高時給なアルバイトであるように思えます。
ですが、結論から言うと、「塾講師バイトは、働き方によっては稼げないバイトである」と言うことができます。
その理由を3つ、以下でお伝えいたします。
授業準備などの時間は給与が発生しない
まず、1つ目の理由は「授業準備などの時間は給与が発生しない」というものです。
塾講師の仕事では、授業だけでなく「授業を行なうための準備」もする必要があります。
授業準備では、主に「次の授業で指導する内容の予習」「生徒のレベルに合わせた解説の準備」「プリントの準備」「小テストの準備」「学習計画の検討」などの業務が発生します。
ですが、基本的にどこの塾でも、この授業準備のための時給は払ってくれません。(払ってもらえる場合でも、5分、10分の時給分しかないことが多いです)
塾講師バイトは時給が高いように見えますが、この「時給に含まれない仕事」が多いために、「稼げない」と言われがちです。
このように、塾講師バイトの時給は、原則「授業の時間」分しか発生しません。
そのため、授業準備や授業記録などに時間をかければかけるほど、実質的な時給は下がってしまいます。
それが、「塾講師バイトが稼げない」と言われる1つ目の理由です。
シフトを自分の都合で増やせない
2つ目の理由は、「シフトを自分の都合で増やせない」ことです。
飲食やアパレルなどのバイトと異なり、塾講師バイトは基本、生徒さんがいるときにしかシフトに入ることができません。
自分の予定が空いていても、「自分ができる科目の授業がその時間に組まれていない」「その時間、担当できる生徒さんがいない」といった理由から、シフトを組めないことも多くあります。
私も、「金曜日のこの時間に授業を入れたい」と思ってもなかなか生徒さんが入らず、1、2ヶ月後に生徒さんが決まった、という経験があります。
このように、塾講師バイトでは、シフトの勤務時間を柔軟に組み替えることがむずかしい場合が多いです。
特に、多くの生徒さんが受験を終える2月、3月は、生徒さんが減り、なかなか増えません。
このように、「いつも希望の時間で働けるとは限らない」「生徒さんの数の変動がある」といった点が、「塾講師バイトは稼げない」と言われる理由のひとつであると考えられます。
ほとんどが夕方以降のシフトになる
3つ目に挙げられる理由は、「ほとんどが夕方以降のシフトになる」というものです。
一部例外はありますが、基本的に塾は、学生が通うことのできる夕方以降に営業時間が設定されています。
そのため、大学生などで「大学の授業が入ってない日中にバイトしたい」と思っても、塾講師バイトではシフトを入れることができない場合があります。
「好きな時間にシフトを入れられない」「夕方以降しかシフトを入れられない」となると、飲食などで長時間働いている方が収入的には上になることも十分考えられるでしょう。
ちなみに、先ほど触れた一部の例外としては、一般の学校が合わなかった子どもたちを対象とした塾があります。
そういった塾であれば、生徒さんが日中から動けるので、日中も営業していることが多いです。
また、オンライン授業などを積極的に行なっていることもあります。
ただ、そういった塾では、なんらかの事情から不登校や引きこもり、中退などを経験している生徒さんに関わることになる場合が多いので、「そういった生徒さんの対応ができるか」ということを考慮に入れておきましょう。
うまく稼ぐための方法
ここまで、「塾講師バイトが稼げないと言われる理由」を3つお伝えしてきました。
それでは、本当にどうやっても塾講師バイトは稼げないアルバイトなのでしょうか?
そんなことはありません。
いくつかの点に注意することで、塾講師バイトでもうまく稼いでいくことが可能です。
この章では、「塾講師バイトとして、適切に稼いでいく方法」を3つ、お伝えいたします。
授業準備を効率化する
まず、もっとも大切な方法は、「授業準備を効率化する」ことです。
もちろんこれは、「手を抜く」「適当にする」ということではありません。
「できるだけ短い時間で、十分な授業準備をできるようにする」ということを意味しています。
「そんなことができるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
ですので、以下で「私自身が行なってきた授業準備を効率化する工夫」について箇条書きでお伝えいたします。(個別指導の塾講師をしているので、個別指導想定のものになっていることについてはご了承ください)
授業準備効率化の工夫
・ できるだけ、複数の生徒さんで同じテキストを使用する。(英語であればAのテキスト、国語であればBかCのテキスト、のように)
・ 「英語における基礎文法」「数学における基本公式」のような基礎知識は、指導する中で「何も見なくても説明できる」ように身につけていく。
・ 長期の授業計画、授業の進め方などは、いくつかのパターンを持っておく。それを各生徒さんに合うようにアレンジしていく。
・ 授業記録では、最低限必要な情報を、できるだけ短くまとめる。
これらを、塾講師の業務に取り組みながら日々実践することで、だんだんと授業準備の負担を減らしていくことができます。
もちろん最初は、「思ってたよりきつい」「やっぱり稼げない」と感じることもあるかもしれません。
ですが、塾講師として、担当科目の知識が身についていくにつれ、授業準備時間が短くなり、指導をたのしむこともできるようになるでしょう。
ぜひその境地まで取り組んでみていただけたらと思います。
担当コマ数を増やしていく
2つ目の稼ぐための方法は、単純に「担当コマ数を増やしていく」ことです。
塾講師は実績を見られる仕事なので、最初のうちはなかなか生徒さんを担当することができないかもしれません。
ですが、生徒さんからの評判、合格実績などが少しずつ積み重なるにつれて、生徒さんを紹介してもらえることも多くなります。
そうすれば、担当コマ数を増やしていくことができます。
コマ数が増えればそれだけ収入も上がるので、思うように稼いでいくことができるようになるでしょう。
講習の時期に大きく稼ぐ
3つ目の稼ぐ方法は、「講習の時期に大きく稼ぐ」という方法です。
塾では、普段の時期に行なっている授業に加え、春季、夏季、秋季、冬季講習などがあります。
学校が休みの期間の間に、塾で遅れを取り戻したり、学習の先取りをしたりするための特別授業です。
この時には、生徒さんに時間があることもあり、授業数や生徒数が大きく増えることがあります。
そういったタイミングに、多くの授業を担当し、大きく稼いでおくことで、塾講師であってもある程度の収入を手にすることができるでしょう。
塾講師バイトであっても適切に稼いでいこう!
ここまで、「塾講師バイトは稼げない」と言われる理由と、その問題の回避方法をお伝えいたしました。
たしかに、塾講師バイトには稼ぎにくい側面もあります。
ですが、正しい方向に努力していくことで、他のバイトに負けない収入を確保していくことも可能です。
あなたがもし、塾講師という仕事にも魅力を感じているのであれば、上でご紹介したような工夫を取り入れつつ、ぜひ適切に稼いでいきましょう。
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