【経験者が解説】塾講師に雑談は不要?話しのネタ4選や注意点を徹底紹介
「生徒との雑談は必要?」
「塾は勉強を教える場所だから、雑談は必要ないのでは?」
「授業中、いつも少し気まずい空気が流れる・・・」
このような疑問や悩みをお抱えではありませんか?
生徒とちょっとした雑談を交わすことで、授業中の雰囲気や質問のしやすさが大幅に改善されます。
とはいえ、話題が分からず生徒との心理的な距離感が一向に埋まらないとお悩みの方は、多いのではないでしょうか?
そこで今回は、個別指導塾講師として5年間働いた経験がある筆者が
● 塾講師が雑談する際のネタ5選
● 塾講師は雑談を活用するべき3つの理由
● 塾講師が雑談する際の注意点
について解説します。
この記事を読めば、円滑に授業を進めるためのヒントが分かるようになるでしょう。
ぜひ、最後までお読みください。
塾講師が雑談する際のネタ4選
「何か話さなきゃ!」と思うと、楽しい話題は出てこないですよね。
授業中に気の利いた雑談をするためには、話の切り口や話題を準備しておく必要があります。
ここでは、塾講師が雑談をするときに使える話題を4つ紹介します。
● 生徒が好きなこと
● 自分自身の失敗談
● 学校でのできごと
● 生徒が抱えている悩み
生徒に合わせて話す内容を想定しておくと、比較的スムーズに会話を展開できるでしょう。
生徒が好きなこと
生徒がはまっていることや好きなことは、話のネタになります。中高生の生徒であれば、好きなドラマや漫画などが定番の話題になるでしょう。
好きなことであれば、普段あまり話さない生徒であっても言葉が途切れることなく出てきます。
注意点は、生徒が好きなことの話は長引く傾向がある点です。会話の出口を模索しつつ、勉強とのメリハリを付けるようにしましょう。
事実、勉強が好きで塾に来ている生徒は少数派です。そのため、塾に来ている生徒は少なからずストレスを溜めている傾向があります。
勉強が嫌になって集中力が切れたタイミングで、生徒が好きなことの話に乗ってあげると、気持ちを切り替える効果が期待できます。
好きなことの話は、もう一度勉強に集中するための気分転換になるでしょう。
自分自身の失敗談
自分自身の失敗談を話すことで、生徒が「自分でもできる!」というポジティブな気持ちを持つことにつながります。
「どうせ自分は勉強しても良い点なんて取れない」と潜在的に思い込んでいる生徒は多いです。
そんな生徒に対して
「中学生の頃は数学が苦手だった」
「勉強が嫌いでしかたなかった」
というような失敗経験を話してあげると、生徒の顔が明るくなる場合が多いでしょう。
なぜなら「先生でも勉強ができないときがあったんだ!」と思うと、やる気につながるからです。
生徒のモチベーションを高めるために、失敗談を共有することは有効な手段と言えるでしょう。
学校でのできごと
学校であったできごとを訊くのは、塾講師の雑談として定番の話題です。
距離感が遠目の生徒に対しては「文化祭はどうだった?」などの行事に関する話を持ちかけるのは、自然な流れと言えます。
あらかじめ、学校の行事やテストの日程などを把握しておくと良いでしょう。
授業中に深く話し込む内容ではないものの、話のハードルが低いためおすすめの話題です。
生徒が抱えている悩み
中高生は、人間関係や勉強に関する悩みなどを抱えている場合が多いです。
特に、勉強に関する悩みは塾講師として積極的に対応しましょう。
勉強の悩みは、雑談というより学習相談に該当するため、ある程度時間をとって話し込んでも構いません。
モチベーションを上げるための言葉がけや、生徒の成績上昇を阻むボトルネックを分析して最適な勉強法を提案できると良いでしょう。
塾講師が雑談を活用するべき3つの理由
塾は勉強を教える所ではあるものの、生徒とのやりとりがスムーズでないと、分かりやすい授業をするのは難しいです。
雑談を上手に活用しつつ生徒との信頼関係を深めるのは、塾講師をする上で欠かせないコミュニケーションスキルと言えます。
ここでは、適度に雑談を活用するべき理由を3つ紹介します。
● 生徒の心を開くため
● 生徒の性格的な特徴をつかむため
● 集中力が切れたときにアイスブレイクするため
それぞれ詳しく見ていきましょう。
生徒の心を開くため
生徒が質問しやすい雰囲気を作ることは、授業の質を高める上で非常に重要です。
特に、個別指導の場合「この先生は話しかけにくい・・・」と生徒に思われたら、質問されなくなる可能性があります。
結果としてコミュニケーションが取りにくくなり、授業の質が落ちる傾向があるのです。
円滑にやり取りするためにも、自己開示をして信頼関係を築くことが大切です。
生徒の性格的な特徴をつかむため
勉強から少し離れた話をすることで、生徒の性格が分かります。
本来の性格が分かれば、コミュニケーションの取り方を選べるようになるでしょう。
塾講師は、言葉がけの頻度やタイミングなどを生徒に合わせて選択する必要があるので、性格的特徴をつかむことは重要です。
授業態度を見る限りおとなしいと思っていた生徒でも、学校でははつらつとしたキャラクターでとおっているようなケースは、珍しくありません。
適宜雑談を挟むことでリラックスしやすい環境を意図的に作り出せば、生徒の本当の性格を把握できるでしょう。
集中力が切れたときにアイスブレイクするため
生徒の集中力が切れたときに、勉強から離れたところに意識を切り替えることでリフレッシュする効果が期待できます。
人間の集中力は50分程度が限界であると言われています。
そのため、90分授業の場合、45分くらいでちょっとした雑談を挟む程度であれば、効果的に集中力を取り戻せるでしょう。
それでも、長時間話すのはおすすめできません。貴重な授業の時間が無駄になってしまうからです。
指導内容から離れている話題は3分程度に収めて、できる限り指導や演習に時間を回す姿勢が大切です。
メインは勉強をする時間であるものの、つかの間の休息を準備するバランス感覚が大切と言えるでしょう。
塾講師が雑談するときの注意点
塾は勉強を教える所であるため、雑談をしすぎるのは好ましくありません。
特に、仲良くなり過ぎるのは授業をする上で良い効果がないため、一定の距離感を保つことが大切です。
そのため、必要以上にプライベートを明かしたり、踏み込んだりしないようにしましょう。
なお、話し込みすぎて授業の時間を圧迫しないように注意する必要があります。
話が盛り上がることは、授業を円滑に進める上で良いことではあるものの、生徒の勉強が最優先です。
あくまで、生徒が勉強しやすい環境を整えるための手段として雑談があることを、押さえておく必要があります。
塾講師の雑談は使い方次第!上手に活用して授業を円滑に進めよう
雑談を上手に活用すれば、授業の潤滑油として非常に有効です。
生徒が塾に来ることが楽しくなるような雰囲気を作るために、ちょっとした雑談が効果を発揮します。
注意すべきポイントは、
● 必要以上に仲良くなりすぎない
● 時間を使いすぎない
の2点です。
以上のポイントを踏まえた上で、楽しく授業をできる雰囲気を作っていきましょう。
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