塾講師バイトの筆記試験は難しい?筆記試験の対策は?
大多数の学習塾では、バイトの採用試験で『書類選考』『面接試験』『筆記試験』の3つを実施し、これらを総合的に評価して採否を決定することになります。 そのうち『筆記試験』は、生徒に勉強を教えるにあたり十分な学力を持ち合わせているのかどうかを判断する材料となります。 ただし、学習塾により指導方針や生徒の学力が異なりますので、講師に求められる学力基準が違ってくることも考えられます。 塾講師バイトの筆記試験で良い結果を出して、見事採用されるためには、どのような対策が必要なのでしょうか?塾講師バイトの筆記試験の教科について
学習塾の生徒、特に中学生以上の学年は、『英語』や『数学』を受講する割合が圧倒的に多数を占めます。 なぜなら、他の科目に比べ学力差が広がりやすく、入試の合否決定を大きく左右する教科だからです。 ゆえに、塾講師の筆記試験の教科においても必然的に『英語』と『数学』が柱となります。 筆記試験の教科は、文系の人は『国語』『英語』、理系の人は『英語』『数学』となることが多いようです。 よって、『英語』『数学』は必須教科、『数学』も出来るなら言うことなし!といえるでしょう。 また、学習塾では、講師が1教科しか担当できないとなると担当の采配が難しくなるので、2教科以上は担当してもらいたいと考えているはずです。 学習塾によっては、筆記試験の教科を選択できるところもあるようですので、事前に問合せてみるとよいでしょう。塾講師の筆記試験の難易度について
一般的な学習塾では、主に高校入試、大学対策を実施しているので、筆記試験の難易度は「高校・大学入試レベル程度」としているところが多いようです。 バイトといえど生徒に教える立場の講師が、入試問題で40点以下であれば基礎力が無く指導が困難とみなされるでしょう。 50点~60点であれば、基礎力を示すボーダーラインなので、面接試験の評価次第では合格できるかもしれません。 また学習塾によっては、難関高校や難関大学をめざす生徒を指導しているところもあります。 そのような塾では、講師にもそれ相応の高い学力が求められます。 では入試を目的としていない、補習や授業の補足を目的としている塾(個人経営の塾に多い)ではどうかというと、こちらでは試験の結果より面接で見たコミュニケーション能力に採用の重きを置くケースが多くなります。 そのような塾であれば、講師の学力は高くなくても採用してもらえるかもしれません。 ただし、学習塾を経営している方は教育に情熱を持っていて、生徒一人ひとりの成長が何よりも嬉しいので、講師にも教育への熱意を求めるところがあります。 もしも、筆記試験を甘く見ているなら、それが答案に現れるかもしれませんので、事前にしっかりと準備をして筆記試験に向かうことが大切です。塾講師バイトの採用試験の採否で基準となる『面接試験:筆記試験』の比率
少々上気した内容と被りますが、採用基準の比率についてもまとめてみました。 大手の『フランチャイズ系』の学習塾では、採用試験で面接試験:筆記試験の比率は、おおよそ5:5として実施されるようです。 ただしその教室の塾長に決定権があるため、塾長の裁量次第では、筆記試験の結果が良くなくても面接試験の評価が高ければ採用されることもあり得るでしょう。 また、大手の『直営系』の学習塾では、本部で人事業務も一括管理されているので、本部の規定に従って採用試験が行われます。 本部で一定の採用基準を設けることになるため、採用基準はある程度厳しくなることが考えられます。 個人経営の塾では、勉強が遅れている生徒を指導するところも多く、塾長によっては、面接試験:筆記試験の比率を9:1として実施しているところもあるようです。 この比率は、どのような講師を求めているかによって大きく違ってきます。 比率を9:1としている塾長は、「学力は多少低くても良いので、生徒としっかり向き合って二人三脚をするかのごとく一緒に成長しようという姿勢を求めている」ということが考えられます。筆記試験対策のやり方
現役大学生であっても、中学・高校の教科に触れる機会が無くなると、筆記試験に対応する力は確実に落ちています。 ですので、自分が使っていた教科書や問題集を見返して、いつどのような単元を勉強したのか復習しておくことが大切です。 過去にできていたことであれば、さっと目を通すだけでも思い出せるはずです。 学校の勉強に5年以上ブランクがある方は、さらに復習に時間をかける必要があります。 書店に行って、分かりやすいと感じた問題集を購入して実際に問題を解いてみましょう。 「過去にできていたから大丈夫だろう」などと甘く見ていると、思うように解けずに痛い目に合うことも予想されます。 教える生徒の気持ちを考えながら、しっかりと問題演習に取り組んでみましょう。塾講師バイトの筆記試験について~まとめ~
ここまで、塾講師バイトの『筆記試験』に焦点をあてて関連する記事をまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか? 学習塾によって、筆記試験の教科や難易度も大きく違いますので、自分が求める塾講師像に合った塾を探して、採用試験に臨むことをおすすめします。 また、『筆記試験』の重要性もお分かり頂けたのではないでしょうか?生徒の身になってしっかりと勉強することで、生徒の気持ちが分かり、目線を合わせることができるようになることでしょう。 生徒に信頼される塾講師を目指して、しっかりと準備をして採用試験に挑戦してみましょう。レア求人・スカウトメールの通知を受け取れます!
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