① 約分と通分・大小関係
② 異分母のたし算・ひき算
③ 文章題
出題パターンは、大きく分けて上記の3つあり、各パターンにおける例題と補足事項は以下の通りです。
① 約分と通分・大小関係
② 異分母のたし算・ひき算
① 正しい解き方を反復練習する
② 解くのにかかった時間と正答率を毎回記録する
等、対処法としては至ってシンプルですが、スピードと正確さは向上させるには反復演習が欠かせないので、演習量を確保し、分数計算で苦手意識を持たせないことが非常に重要です。
③文章題
① 約分の徹底
② 式の書き方・ルールについて
① 約分の徹底
② 式の書き方・ルールについて
1.=(イコール)を縦に揃え、計算過程が分かりやすいように式を書く
2.ノートの罫線に合わせ、式と数字を書く
分数の計算自体は小学4年生から始まっており、すでに縦に揃えて式を書くことに慣れている生徒は問題ありませんが、「5年生から塾に入った」「横並びで書く癖が付いている」などの場合は、なるべく早期に対処することをお勧めします。
横並びで式を書くと、視点の往復距離と回数が増え、ミスを誘発する原因になるからです。
時々、「ノートがもったいないから」という理由で式を横並びに書いたり、罫線の1列に分数を詰めて書いたりする生徒は少なくありませんが、そのせいで計算の精度が落ちているケースがよくあります。
本人なりのこだわりがあるかもしれませんし、癖を治すことは誰にとっても億劫に感じるものですが、後になればなるほど修正が効かなくなるので、早期対応が原則です。
また、5年生以降の分数計算は、異分母の加法・減法に始まり、6年生では乗法・除法・四則混合と、より一層、計算過程が長くなっていきます。
そのため、早いうちから縦揃えで式を書き、計算のプロセスが分かりやすい式の書き方を習得させておくことが重要なのです。
今回は、小5算数の「3.分数のたし算・ひき算」における指導の手順、ポイント及び注意点等について、解説させて頂きました。
次回は、引き続き小学5年生で、「4.平均・単位量あたりの大きさ」を扱う予定です。
最後まで本記事を読んでくださり、誠にありがとうございました。
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