・塾講師と家庭教師は掛け持ちOK?塾側の本音は?
・掛け持ちするメリットってシフトを増やすのに比べて何があるの?
・実際掛け持ちするときの注意点は何?
塾講師と家庭教師の兼業がちらっとでも頭に浮かんだ方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
塾講師と家庭教師は掛け持ちOK?塾側の本音は?
まず結論から言うと、ほとんどの塾が他の塾や家庭教師との掛け持ちを禁止しています。 表向き「掛け持ちOK」としている塾も、本音を言えば「NG」としたいため、ストレートに掛け持ちの許可を求めると苦い顔をされてしまいます。 理由としては、主に2点。 ・塾のイメージダウンに繋がるかもしれないから ・塾のノウハウが外部に流出する可能性があるから理由①:塾の保護者や生徒さんにとって「掛け持ち教師」はイメージダウン?
塾にとって「イメージ」は想像以上に大切なものです。 特に塾に自分のお子さんを通わせている保護者さんから持たれるイメージは信頼や売り上げに直結するため、なおさら慎重になります。 ここで考えて欲しいのは、その保護者さんが、塾でお世話になっている先生が、他の塾の講師や家庭教師をしていることが発覚した場合、どう考えるかです。 大事な子供の成績を預けているのですから、掛け持ちをしていることで疲れなどがたまり、授業の質が落ちていないか、不安になる方もいらっしゃいますよね。 そして最終的には「そんな講師を雇っている塾」への信頼の低下やイメージダウンに繋がってしまう可能性があるのです。 「考えすぎじゃ…」と思うかもしれませんが、実際塾には「家の子が○○先生が××塾から出てきたのを見た、と聞いたのですが…おたくの塾は兼業を許可しているのですか?」といった保護者からの質問が来ることがあります。 そのため、塾のイメージを保てるように、掛け持ちを禁止している場合が多いのです。理由②:塾のノウハウが外部に流出する可能性があるから
その塾特有の教材や、指導方法、研修内容、進路指導といったノウハウは、塾にとって宝の様なもの。 塾を運営してきた講師たちが長年研究してきた、いわば「社外秘機密情報」です。 当然勝手に他の塾や家庭教師の授業で使われては困りますし、万が一ライバル塾に伝わってしまったら大変なので「掛け持ち禁止」を掲げる塾が多いのです。掛け持ちするメリットってシフトを増やすのに比べて何があるの?
まず塾側の許可が取れずらいというハードルについて解説させて頂きましたが、続いて塾講師と家庭教師を掛け持ちすることのメリットを考えてみましょう。 今回は単純にシフトを増やした場合と比べて、以下の3つを挙げてみました。
・収入が増える
・講師の経験を増やせる
・何かあった際収入の保険となる
それぞれ詳しくみていきましょう。
メリット①:収入が増える
シンプルですが、やはり一番のメリットは「収入面が増える」こと。 一見シフトを増やすのと変わらなく思えるかもしれませんが、塾講師のアルバイトはいざシフトを増やしたいと考えても塾や生徒さんの都合で中々叶わないことが多々あります。 その点家庭教師は連続でシフトに入ることこそ難しいものの、ご家庭との相談である程度自由ににシフトに入る事が出来るため、スキマ時間を有効活用出来ます。 この2つを組み合わせることで、バランスの取れた収入を実現することが出来るのです。 塾講師と家庭教師の違いについてはこちらメリット②:講師の経験を増やせる
掛け持ちをするということは、より多くの生徒さんと出会うということ。 その数だけ教え方に工夫が求められるため、自然と教え方のコツやポイント、性格別の指導方法なんてものを身に着けることが可能になります。 同じ塾で周囲と同じノウハウを活用するのでなく、違う場所で自らが考えた指導法で教えるという点も経験を稼ぐポイントの一つです。メリット③:何かあった際収入の保険となる
これは昨今コロナウイルスが流行ったことで需要が増えた考え方ですが、バイト先を分けておくとバイト先で何かトラブルがあった際、収入先を無くさなくて済むというメリットもあります。 休業要請によるシフトの減少、人間関係のトラブルやいざこざなど、突然「バイトに行けない」事態に陥ったとしても、もう一つ収入源があるというだけで随分心の安寧が保てるものです。塾講師と家庭教師を掛け持ちするときの注意点
最後に、塾講師と家庭教師を掛け持ちする場合の注意点をお伝えします。 塾講師と家庭教師を掛け持ちする場合には、以下の3つの点に気をつけましょう。
・スケジュール管理
・どちらの仕事も手を抜かない
・確定申告が必要
それぞれ詳しくお伝えします
1つ目に、スケジュール管理に気をつけましょう。
なぜなら、家庭教師は急な変更に対応する機会が多いからです。
塾講師は曜日と時間がほとんど決まっています。
しかし、家庭教師は生徒の事情などで、塾講師と比べると予定が変わる場合が多いです。
そのため、余裕をもったスケジュールを立てていないと、急な変更に対応できません。
塾講師のシフトもほどほどにして、余裕のあるスケジュールを立てましょう。
2つ目に、どちらの仕事も手を抜かないようにしましょう。
なぜなら、掛け持ちで仕事をすると、仕事が中途半端になる人が多いからです。
塾の生徒も家庭教師先の生徒も、どちらもあなたを一人の先生として必要としています。
そのため、どちらかをないがしろにするようなことがあってはいけません。
どちらの仕事にもプロ意識をもって取り組みましょう。
3つ目に、確定申告が必要なことに気をつけましょう。
なぜなら、家庭教師の仕事でいただいた月謝は確定申告が必要な種類の収入であるためです。
具体的に言うと、雑所得、もしくは、事業所得、と呼ばれます。
申告しないと脱税となる場合もあるので、注意しておきましょう。
まとめ
今回は、塾講師と家庭教師の掛け持ちについて塾側の意見も取り入れて解説してみました。 塾側からすれば「掛け持ちバイト」は正直歓迎しにくいものですが、そこに大きなメリットがあることも十分承知しています。 もし家庭教師と掛け持ちしたい!と考えたなら、まずは塾自体がどのような方針を取っているのか確認し、相談するようにしてみてください。 中には、「学習塾でなくて家庭教師ならまぁ…」といった判断を下す塾もあると思います。 大事なのは無断で掛け持ち(教育系バイトなら絶対)をしないこと! 無断でしてしまうと酷い場合就業規則違反で懲戒処分を受けてしまう、なんてことになりかねないので、注意してくださいね。レア求人・スカウトメールの通知を受け取れます!
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