大学生が1ヶ月に使うお金はどのくらい?その内訳や節約法などをご紹介

大学生になると高校生までの生活とは大きく変化することがたくさんあります。 お金に関する状況も、大学生になるとそれまでとは違ったものになってくるはずです。 高校生まではお小遣い制でやりくりしていたものが、大学生になると自分でアルバイトをして収入を得なければならなくなることも多くなります。 さらに地元を離れて一人暮らしを始めると、想像以上に生活費が必要となり、慌ててしまうこともあるかもしれません。 今回はそんな大学生の生活費について、実際にはどんなことに対してお金をどのように使っているかなどをチェックして、大学生活に備えられる情報をお届けします。
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大学生の一ヶ月の平均生活費はいくら?

大学生の一ヶ月の平均的な生活費は、国公立、市立の平均値で約5.5万円という統計が出ています。 令和2年度学生生活調査 | JASSO この数値は全国の大学生のすべての平均値として出されていますので、実家ぐらしと下宿の学生が混ざっています。 そのため一人暮らしをしている学生は、これプラス家賃代などの生活費の平均値として3~5万円程度かかると言えるでしょう。 実家ぐらしと一人暮らしの生活費の違いは、この後あらためて詳しく紹介します。

①大学生のお金の使いみちは何?

では次に大学生がどんなことにお金を使っているのかについての統計を見てみましょう。 大学生のお財布事情! 一ヶ月の出費で一番お金をかけているもの&節約しているものTop10
1位 食費 273人(26.8%) 2位 娯楽費(趣味・習い事に使う費用) 161人(15.8%) 3位 交際費(友人や恋人との交際に使う費用) 140人(13.8%) 4位 洋服、靴、バッグなどのファッション費 105人(10.3%) 5位 家賃 89人(8.7%) 6位 学費・教材費 76人(7.5%) 7位 交通費 73人(7.2%) 8位 メイク・美容費 34人(3.3%) 9位 通信費 25人(2.5%) 10位 水道光熱費 5人(0.5%)
この数値からわかるように、大学生が生活費として使っているお金の中でも、最も多いのが「食費」となっています。 一人暮らしならもちろんですが、実家暮らしでもランチやお付き合いでの夕食などにかける費用が比較的大きなウェイトを占めているようです。 さらに次に来るのが娯楽費で、3位が交際費、4位がファッション関連となり、食費以外はどちらかというと絶対に必要なものと言うよりは、余暇的なことに対してお金を使っているということになっています。

②大学生が節約しているものは何?

では大学生が生活費の中で節約しているものは何でしょうか。 大学生が生活費の中で節約しているもの
1位 食費 302人(30.7%) 2位 洋服、靴、バッグなどのファッション費 195人(19.2%) 3位 交通費 116人(11.4%) 4位 メイク・美容費 87人(8.6%) 5位 娯楽費(趣味・習い事に使う費用) 80人(7.9%) 6位 交際費(友人や恋人との交際に使う費用) 65人(6.4%) 7位 水道光熱費 47人(4.6%) 8位 学費・教材費 36人(3.5%) 9位 通信費 24人(2.4%) 10位 家賃 21人(2.1%)
ということでこちらもやはり食費が1位となっています。 最も生活費の負担が多い食費ですから、その分節約を心がけているということなのでしょう。 2位となっているのがファッション関連の出費です。 ファッションに気を配りたいのが大学生というものですが、最近ではプチプラのファッションもそれなりにおしゃれになっていますから、工夫すれば大きく節約できるポイントとなります。

③一人暮らしと実家ぐらしの生活費の違い

では、一人暮らしと実家ぐらしの生活費にはどの程度の違いがあるのでしょうか。 当然ですが一人暮らしの場合は賃貸住宅の家賃が必要となりますし、水道光熱費や食費なども必要です。 実家ぐらしでも外食などで一部の食費などは生活費として必要になりますが、一人暮らしと比較すれば大きく節約ができているはずです。 一人暮らしと実家ぐらしの生活費比較
●実家暮らし 食費 7,125円 住居・光熱費 0円 保健衛生費 3,408円 娯楽・し好費 10,708円 その他の日常費 10,967円 合計 32,208円
●一人暮らし 食費 22,783円 住居・光熱費 41,475円 保健衛生費 3,525円 娯楽・し好費 11,350円 その他の日常費 13,233円 合計 92,367円
このようにザクッと計算して一人暮らしと実家暮らしの生活費は約7万円の差があり、一人暮らしの大学生の生活費は10万円を若干下回る程度必要という数字が出ています。 もし一人暮らしで大学生活を送る予定であるのなら、学費などの大学に必要なお金以外に、毎月10万円程度の生活費を用意する必要があることを事前に理解しておくべきです。 ちなみに家賃に関しては、東京23区内に住むとなると、相当の金額を覚悟しなければなりません。 地方都市と比較して東京の家賃は圧倒的に高額となり、1Kやワンルームなどの一人暮らし用の部屋だとしても、最低で5万円は必要、実際にはそれ以上というのが相場となります。
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一人暮らしを始めるのに必要な費用は?

大学生になって一人暮らしを始めるというのは、実家を出るには良いタイミングと言えます。 しかし当然ですがここまで見てきてわかるように、一人暮らしは実家ぐらしと比べて大きく出費が膨らむもので、気軽に試してみようという種類のものではありません。 さらに一人暮らしは毎月の生活費が増える以外に、一人暮らしを始めるためにある程度の資金が必要となります。 部屋を借りるためには敷金や礼金がいる他、引っ越し費用など生活のために必要ないろいろな家具や道具も買い揃えなければなりません。

①一人暮らしを始める費用

では簡単に一人暮らしを始めるために、どのくらいのお金を事前に用意しておくべきかを計算してみましょう。 まず必要となるのが部屋を借りるための初期費用です。 最近では比較的この費用を安く抑えることができるようになってきましたが、それでもなお敷金や礼金と呼ばれる初期費用を払わなければ入居することができません。 この初期費用は平均するとだいたい家賃の4~5ヶ月分が必要となり、家賃が6万円の部屋であれば、 6万円 x 4ヶ月分 で計算すると、 24万円 ということになります。 次に引越し費用ですが、実家にある家財道具など最低限のものを新居に移動するために、おおよそ最低でも、 5万円 程度の費用が発生します。 これに新居で使う家具や家電製品を新調するとなると、よく家電量販店でパックになっている新生活家電セットに、家具をプラスすると、 10万円 程度が相場となります。 以上を足すと、 39万円 となり、もちろん必要なもの不要なものによってこの金額は上下することになりますが、おおよそ、 40万円程度 が一人暮らしを始めるにあたって最低限必要なお金ということになります。
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大学生はどのくらいの収入がある?

では続いて大学生の生活費のベースともなる、「収入」について見ていきましょう。

①大学生の収入の内訳

まずは大学生の収入の内訳をチェックしてみます。 大学生の1ヶ月の生活費は平均いくら?費用の内訳や節約術も解説 https://ieagent.jp/blog/money/daigakusei-seikatsuhi-112814#chapter-4 こちらのデータによると収入は1つに分けられ、それぞれ次のような金額になっています。
仕送り 95,392円 奨学金 31,100円 アルバイト 30,542円 定職収入・その他 3,600円 合計 160,633円
基本的にこの金額は一人暮らしの際の収入ということになり、仕送りや奨学金、そしてアルバイトが主な収入源となっています。 トータルで16万という数値は、今回紹介した必要な生活費を上回るため、余裕があるように見えるかもしれません。 しかしこの数字を見ると仕送りが大きなウェイトを占め、それについで奨学金が利用されていることがわかります。 現実的に実家ぐらしでない場合はこの仕送りがないと収入が大きく減ってしまい、生活が成り立たなくなる可能性が高いと言えるでしょう。 現実的に9万5千円という金額を、アルバイトなどで補填することは困難で、一人暮らしには仕送りが必須であることがわかります。

②大学生の学費の平均値はいくら?

大学生に必要なお金を考える時に無視できないのが「学費」です。 ではこの学費は、一般的にはどのくらいが必要となるのでしょうか。 大学の学費はいくら?受験料、入学料、授業料を分野別に解説 こちらのデータによると大学生の学費は
●国立大学の初年度納付金の平均額は「81万7800円」 ●公立大学の初年度納付金の平均額は「93万2251円」 ●私立大学の「文科系」初年度納付金の平均額は「116万6922円」 ●私立大学の「理科系」初年度納付金の平均額は「154万4962円」 ●私立大学の「医歯系」初年度納付金の平均額は「482万2395円」
ということになっています。 この数字は初年度に必要となる金額で、その後は授業料のみとなります。
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まとめ

大学生になると学費を含めてたくさんのお金が必要となります。最低限必要なお金の相場を理解して、充実した大学生生活に備えておきましょう。
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