バイトの給料日が待ち遠しい人へ!バイトの給料日はいつなのかを解説
バイト代を受け取った時、大きな喜びを感じる人は多いのではないでしょうか。
バイト代を前に、使い道についてあれこれ計画を立てるのはとても楽しい瞬間です。
では、バイトの給料はいつ受け取れるのでしょうか。
毎日のバイトを頑張っている中、「いつ給料が支払われるのか」はとても気になる点ですよね。
この記事ではバイトの給料日や支払方法、給料日を確認する方法を解説します。

給料日の規定は職場によってまちまち
バイトの給料日については特に一般的な決まりはなく、職場によってまちまちであるというのが現状です。
また一口にバイトといっても、一定期間働く期間限定のバイト、長期バイト、単発バイトなど形態は様々です。
このバイトの形態によって給料の払われ方が変わってくる場合もあります。

給料の支払方法と給料日
バイトの給料支払いについては、主に以下の3つの方法があります。支払い方法ごとに給料支払い日の例をご紹介します。
1.月払い
月払いは、1月分の給料をまとめて支払う方法です。
3か月以上働く長期バイトの給料は月払いされることが多いです。
月払いには、「締め日」と「支払日」があります。「締め日」にそれまでの給料が合計され、「支払日」に給料が支払われます。
「月末が締め日」で「支払日が翌月25日」である場合の例を見てみましょう。
Aさんは日給1万円のバイトをしています。働いた日は次の通りです。
7月は1日、10日、30日の3日間。
8月は2日、12日、13日、15日、21日、22日、30日の7日間。
この場合8月25日の給料日には、7月1日~7月末日(締め日)までの給料3万円が支払われます。
8月はたくさん働いているから、給料もたくさん振り込まれる…と勘違いしてはいけません。
月払いは働いてから給料がもらえるまでタイムラグがあります。
家賃の振り込みや水道光熱費の支払いにバイト代を当てたいという時は、預金が足りなくならないよう注意が必要です。
なお、月払いの一種に「当月払い」というものがあります。
これは「その月に締めて、その月に支払日が訪れる」という支払方法です。
例えば、その月の25日に締めて月末に支払う場合を考えましょう。
先のAさんの例でいえば、8月30日には「7月30日の給料(1日分)+8月の25日までの給料(6日分)=7万円」が支払われます。
当月払いの場合は働いてすぐにバイト代がもらえるので、分かりやすく感じられるのではないでしょうか。
2.週払い
週払いは1週間単位で給料が支払われる方法です。
月払いに比べて働いてから給料日までのタイムラグが少ないので、早めにお金が欲しい人にはメリットがある支払方法です。
短期バイトに多い支払方法ですが、長期のバイトでも週払いのシステムを取り入れている職場もあります。
週払いにも月払い同様に締め日と支払日があります。
例えば「水曜日が締め日で翌日が支払日」
「水曜日が締め日でその一週間後の水曜日が支払日」などのケースがあります。
月払いほどではありませんが、勤務日と支払日に若干のタイムラグがあります。
3.日払い
日払いは1日単位で給料が支払われる方法です。
日払いは短期バイトや単発バイトに多くみられます。
日払いというと、働いてすぐにお金がもらえるようなイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし、日払い=働いたその日にすぐ現金をもらえるというわけではありません。
日払いでも月払いや週払い同様、締め日と支払日が別々に設けられている場合もあります。
また支払いもその場で現金手渡しではなく、銀行振込であることもあります。
日払いと書いてある求人でも、働いたその日に現金が手に入るかどうかは確認する必要があるでしょう。
なお、日払いの一種に「即日払い」という支払方法があります。
これは働いたその日に給料がもらえるシステムのことです。
ただし、こちらもバイト先によって、現金手渡しか銀行振込かは変わってきます。
4.給料日の確認方法
前述したように、給料の支払い方や給料日はバイト先によってバラバラです。
給料の取り決めはバイトをする上でとても重要なことなので、バイトをする時はしっかり確認してください。
給料日については店長や採用担当者に口頭で聞くこともできます。
しかし後から証拠が残らないのは聞き間違いなどのトラブルの元です。
給料日を確認する最も確実な方法は、雇用契約書もしくは労働条件通知書を見ることです。
※雇用契約書は雇用側と労働者側がともに合意する書類、労働条件通知書は雇用側からの通知という違いがあります。
労働条件通知書に関しては、雇用者側に発行の義務があります。
この中には労働契約期間や就業時間のほか、給料の計算方法・給料日についても明示されています。
労働条件契約書は、どのような形でバイトをするのかを明文化したものです。
雇用先との認識のずれがないか、働きだす前にしっかり確認してください。
なおコンプライアンスのしっかりしている企業で働く場合は、労働条件通知書はスムーズに渡してもらえるはずです。
しかし、起業したばかりで労働基準法についてよく知らないような雇い主もいないわけではありません。
こんな時は労働条件通知書を発行することは法律で決まっていることをこちらから説明しましょう。

給料日の疑問点とその対処法
自分のバイト先の給料日が分かったら、あとは振り込まれるのを待つだけです。
しかし、給料日に思わぬ疑問が出てくることもあります。
1.給料日なのに給料が銀行口座に振り込まれていない!
定められた給料日にもかかわらず、給料が銀行口座にふりこまれていないと慌ててしまいますよね。
これは、その月の給料日が銀行の休業日(土日祝日)に当たっているからかもしれません。
給料日と銀行の休業日が重なった場合、多くの企業は前払いをしてくれます。
しかし、中には支払日を後ろ倒しにするところもあります。
バイト先がどちらのシステムを取っているかあらかじめ聞いておくと、給料日と土日祝日が重なっている時も安心して給料が受け取れます。
もし給料日が平日なのにもかかわらず給料が振り込まれていない時は、手続きが遅くなっているのかもしれません。
1日程度待って、それでも給料が振り込まれていないときはバイト先に連絡しましょう。
2.何時に給料が受け取れるの?
できるだけ早く現金が欲しい人は、給料日の何時から給料が引き出せるようになるか気になるのではないでしょうか。
労働基準局からの通達では、「給料支払い日の午前10時ごろまでには払い戻しができるように」とされています。
つまり、給料日午後には現金を引き出せるようになっているはずです。
3.思っていたより給料が少ない…
給料日が来たら、働いた分の給料が振り込まれているのか銀行の通帳を確認しましょう。
この時、働いた時間ともらえるはずの給料を自分で計算し、照らし合わせてみることをお勧めします。
支給されるはずの交通費が無かったり、残業代が抜けていたりしないかも要チェックです。
特にバイトを始めてしばらくの間は、この習慣を続けてみてください。
バイト先はタイムカードや出勤簿などをもとにバイト代を算出しているはずですが、集計にミスが発生しているのかもしれません。
思ったより給料が少ないのは、税金がひかれたからという可能性もあります。
月収が8万8千円以上になると、自動的に給料から所得税が天引きされます。
振り込まれるのは税金天引き後の手取り額なので、思っていたよりも金額が安いことがあるのです。
この辺りの細かい内訳は、給料明細を見ればはっきりすると思います。
通帳を見るときは給料明細も併せて確認してみましょう。
給料が少ない理由が分からない時は、バイト先に確認をする必要があります。
その際は業務記録と勤務時間のメモを作成したり、タイムカードの写真を撮っておいたりと客観的な仕事の証拠を作っておくことが重要です。
給料が少ない理由に納得ができず、一人で掛け合っても聞いてもらえない場合は労働相談窓口を利用してください。
逆に思ったよりもバイト代が多い、という場合もあります。
ボーナスや残業による割増など理由があるかもしれないので、こちらの場合も一度バイト先に確認してみるとよいでしょう。
職場によって給料日と支払方法は様々です。
働きだす前に確認しておくと、安心してバイトがスタートできますよ。