塾講師バイトのきついところ
最初にお伝えしてしまうと、塾講師は基本的にきついバイトです。 「楽して稼ぎたい」と思っている人には残念かもしれません。 しかし、どんなバイトでもお金をもらって働いている以上「楽なだけ」ということはなく、何かしらきつい部分があるもの。 働く塾や生徒にもよりますが、塾講師だけが特別にきついバイトというわけではありません。 では、具体的にどんな部分がきついと言われているのでしょうか。プレッシャーが大きい
受験は人生にも関わる一大事。 何年間もの時間を生徒たちは受験のために費やしてきていますし、保護者は塾に大金をつぎ込んできています。 その期待に応えるため、塾講師は普段から常に結果を出し続けなければなりません。 すべての授業に手は抜けませんし、自分の一言が生徒の一生を左右してしまう可能性もありますので、言葉にも常に気をつける必要があります。 特に受験前となると生徒、保護者、塾長からのプレッシャーは凄まじいものに。 そのため、「バイトなのに責任が重すぎる」と感じてしまう人もいます。バイトのために使う時間に時給が見合わないことがある
塾講師バイトの場合、大抵は授業時間にしかバイト代は払われません。 しかし、実際にバイトをしてみると授業時間以外にも生徒の質問対応や授業準備に時間を取られることに気づくはずです。 中でも一番時間がかかるのが「予習」。 自分で問題を解くだけでなく、「どうやって説明したらわかってもらえるかな」「つまずきそうな部分はどこかな」とチェックしなくてはならないので、問題が簡単でも時間を取られます。 そのため、「実際にバイトのために使っている時間」で時給換算してみると、思ったより稼げないことがほとんど。 しかも、生徒のために工夫や予習をすればするほど、その額は少なくなります。 熱心に指導する人ほど「頑張っても時給が増えないなんてつらい」と思ってしまうでしょう。カリキュラムに従って進めなくてはならない
塾の集団授業の場合、その教科が得意な生徒と苦手な生徒が1つの部屋にいます。 理解度の違う生徒たちに同じカリキュラムで同じ内容を教えなくてはならないため、当然ながら「授業について来られていない生徒」と「授業内容が理解できていて暇な生徒」が発生します。 また、授業中は生徒の理解度だけでなくクラス内の人間関係にも気を使わなくてはなりません。 どんな生徒も取りこぼさないように、しかも教室内の雰囲気を良くし、かつ塾で決まっているカリキュラムに従って授業を進めなくてはならない……と気をつけなければならない点が多い部分を「しんどい」と感じる人もいます。シフトが変更しにくい・長期休みが取りにくい
塾講師バイトは基本的に曜日と時間が固定になります。 そのため、自分に合わせた柔軟なシフト調整ができません。 他の人に代講を頼むこともできますが、試験前などは代わりに入ってくれる先生も少なくなりますし、何より生徒への影響を考えるとできるだけ代講は避けたいところ。 また、夏休みや冬休みなど、長期休みは講習期間になるため、バイトだけで休みが全部潰れてしまうことは珍しくありません。 好きなときに休めないため、旅行やお出かけをたくさんして、バイト以外のプライベートも充実させたい!という人にはきついと思われてしまうこともあります。「きつい=得られるものが大きい」ということでもある!
塾講師バイトにはきついところがたくさんありましたが、「きつい」ということは同時に身につけられるスキルや見返りなどのメリットが大きいということでもあります。
・プレッシャーが大きい=やりがいが大きい
・時給が実働時間に見合っていない=より効率的な動き方を意識するようになる
・カリキュラムに従って進めなくてはならない=学級運営力、責任者としてまとめる力が身につく・プレゼン力向上
・シフトが変更しにくい・長期休みが取りにくい=予定外の呼び出しは少ない・講習期間中にガッツリ稼げる
このように考えてみれば、一見大変と思うことでも、自分にとって大きな成長ややりがいなどをもたらしてくれることが分かります。
塾講師バイトの楽なところ
ここまでは塾講師の大変なところを述べてきましたが、塾講師もただきついだけのバイトではなく、他のバイトに比べて楽な部分もあります。 どんな部分が楽なのか、以下で解説します。決まった相手にしか会わない
飲食業や小売業だと、毎回違うお客様を相手にしなくてはなりません。 「いろんなお客様に会えて楽しい!」という人には向いていますが、「知らない相手に対して話すのは苦手」と思ってしまう人見知りの人にはつらい状況です。 その点、塾は担当するクラス・生徒が決まっているため、決まった顔ぶれにしか会いません。 最初はぎこちなくても、授業のたびに話すことで、少しずつ仲良くなり、信頼関係を築いていけるでしょう。 初対面の人と話すと緊張してしまうが、じっくりと人間関係を作ることを得意とするタイプの人は、「塾のほうが楽」と感じるでしょう。ある程度自分のペースで仕事ができる
塾では、授業の主導権は講師が握っています。 導入にどんな話を使って何分使うか、どの問題を解かせてどんな質問をするかなど、ある程度テンプレートはありますが、最終的には講師のタイミングで授業を進められます。 また、いつ予習するか、授業準備するかなども講師の自由ですし、(効率は悪くなってしまいますが)時間をかけてゆっくり予習しても構いません。 つまり、自分のタイミングやスピードで仕事ができる部分が多いのです。 それに対し、飲食業や小売業だと、「来たお客様への対応」が基本なため、常にお客様のタイミングで仕事をする必要があります。 大切なお客様を待たせるわけにはいかないため、仕事のスピードも塾以上に求められるでしょう。 もちろん授業には年間スケジュールがあるため完全に自由に教えられるわけではありませんし、授業中には生徒の反応を見て臨機応変に対応を変えていく必要もあります。 しかし、塾講師は裁量が大きいため、バイトであっても自由に進められる部分は多いでしょう。 「一度に多くのことを並行で進めるのが苦手」「他人から『のんびりしているね』と言われがち」という人は、塾のほうが安心して仕事ができるかもしれません。塾講師バイトは大変だが、得られるものも大きい!
一般的に「きつい」「大変」と言われがちな塾講師バイトですが、きついということは同時に「見返りが大きい」ということ。 大きな達成感ややりがいを感じられ、プレゼン力などのスキルが身につくのは塾講師ならではです。 また、塾講師には他のバイトに比べて楽な部分もあるため、人によっては「飲食店より塾のバイトの方が自分に合っていた!」ということも大いにありえます。 「大変だけれども自分を成長させたい」「自分の性格なら、塾講師に向いているかもしれない」と感じる人は、ぜひ塾講師バイトに挑戦してみましょう!レア求人・スカウトメールの通知を受け取れます!
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